報告はいずれもKDDIと沖縄セルラー電話が2000年代後半に発売したソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現ソニーモバイルコミュニケーションズ)製の端末に集中しているもようだ。2006年に発売した「W43S」や2007年発売の「W53S」、2008年発売の「W64S」や同機種をベースにした「S002」のユーザーが、「時計が0時0分で止まった」といった症状をソーシャルメディアに投稿している。 いずれの機種も3G(第3世代移動通信システム)までにしか対応していない。このためKDDIが2022年3月末に3Gサービスを終了すると携帯電話としては使えなくなる。KDDIは「ユーザーの報告などで事態を把握した。メーカーに問い合わせ、原因の調査や対応の協議を始めた」(広報部)としている。現象が起こっている機種の特定も進めているという。
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