ドイツスタディツアー報告 ― 連携と革新 2009年11月22日から11月29日まで,ゲーテ・インスティトゥート(ドイツ文化センター)の主催により,日本とドイツの大学・研究所の図書館員が情報交換を行う,スタディツアーが開催された。日本から,国立情報学研究所(NII),科学技術振興機構(JST),物質・材料研究機構(NIMS),放射線医学総合研究所(NIRS),宇宙航空研究開発機構(JAXA),北海道大学,東北大学,一橋大学,筑波大学,京都大学,九州大学の12名の職員が参加し,ドイツ国立図書館,ゲッティンゲン大学図書館,技術情報図書館,バイエルン州立図書館,マックスプランク電子図書館の5機関を訪問した。主に, オープンアクセス,リポジトリ,電子化,デジタルアーカイブ等について,日独合計約50本のプレゼンテーションが5日間で行われ,活発な意見交換がなされた。本稿では,紙幅の許す範囲でこのツアー