国立デジタル図書館開館(韓国) 2009年5月25日,韓国ソウル特別市瑞草区に1億1,600万件のデジタルコンテンツを提供する国立デジタル図書館(CA1641参照)が開館した。“dibrary”(ディブラリー)と名付けられた同館は,物理的な利用者空間である「情報広場」(インフォメーション・コモンズ)と,ウェブ上の「ディブラリーポータル」からなる「ハイブリッド型」図書館である。 「情報広場」と位置づけられている国立デジタル図書館の建物は,国立中央図書館の前庭に建設され,地上3階地下5階,延べ面積3万8,014平方メートル,壁面はガラス張りで,屋上には芝生が敷かれている。 地下1階には,休憩スペースの「デジタルブックカフェ」があり,「知識の道」と名付けられた連絡通路で,隣接する国立中央図書館とつながっている。 地下2階が主要な利用スペースである。「デジタル閲覧室」は252席あり,ディブラリーポ
CDNLAO 2010カントリーレポート(1) 中国,韓国 第18回アジア・オセアニア国立図書館長会議(CDNLAO)が2010年4月13日にシンガポールで開催された。この会議は,「アジア・オセアニアの協同に向けて」をテーマにしたもので,議事のほか,各国の国立図書館の動向及び各国内の最新の図書館事情についての報告(カントリーレポート)がなされた。これまでも『カレントアウェアネス-E』では,たびたびこのカントリーレポートについて内容の報告を行ってきたが(E519,E713参照),2010年度も今号から数回に分けてこのカントリーレポートを国別に紹介していきたい。 中国 2009年に開館100周年を迎えた中国国家図書館(NLC)は,国際図書館連盟(IFLA)の国立図書館分科会と共同で,「図書館の国際的発展:グローバルな知識共有の促進」をテーマとするシンポジウムを開催した(E984参照)。NLCに
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