Ricoh GX100 / Ikebukuro / Tokyo. 『目からウロコの幸福学』のつづき。この先何回かに分けて、トピックを絞って書こうかな、と。この本は、幸福の科学についての本だ。幸福を心理学の枠内で科学するには、どうすれば良いか?まず、ダニエル・ネトルは、「幸福」という日常的な概念を科学の操作対象として扱うために、3つに分化させる。 ★レベル1の幸福:喜びや楽しさ。一過性で、なにか好ましい状態が(しかも予期せずに)得られたときにその気持ちが起きる。たとえば、大好きな人に告白してOKをもらったその時の気持ち。 ★レベル2の幸福:「自分は幸せな生活を送っている」という言う場合の幸福。快楽と苦痛のバランスシートを吟味してみたとき、長い目で見て、自分はより好ましい状態にあると感じるときの、生活の満足感。ベンサム・ミルの「最大多数の最大幸福」レベル。たとえば、「あなたの人生は幸せですか?