ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (20)

  • 「いかがだったでしょうか」さん、今しか書けないこと、書いてますか。 - シロクマの屑籠

    インターネットを誰もが利用するようになって、ブログやSNSや動画でいろんな人が情報発信するようになった。文章を、フレーズを、コンテンツを配信するようになった。それはそれで結構なことだと思う。 さて、二十年ほどインターネットに文章を書き続けていると、気づかされることがある。 それは、「その年の自分には書けても、5年後の自分には決して書けない文章がある」ということだ。 たとえば、私は2006年にこんなことをブログ記事に書いている。 これから式場の下見に行ってきますが - シロクマの屑籠 とはいえ結婚などという難儀な選択肢を選ぶことも、結局は漏れ出る諸執着に由来するわけで、その限りにおいて落胆や絶望の萌芽から逃げきれません。一方、僕は自分が凡庸な人間である、少なくとも凡庸な人間とそう変わらない行動遺伝学的特徴を持った雄であると推定しているので、凡庸な人生の諸先輩が創りあげてきた世間智から大きく外

    「いかがだったでしょうか」さん、今しか書けないこと、書いてますか。 - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2019/09/09
    タイトルの気持ち悪さだけで誰が書いたか分かるってある意味すごい。
  • だけど、叱られない社会をみんなが望んだ。 - シロクマの屑籠

    36のおっさんになると「最低賃金を最低ちんちんに聞き間違えたよ、ガッハッハッ」って言っても、誰も叱ってくれないからな。誰も、叱ってくれないんだよ。— 蝉川夏哉の自宅療養 (@osaka_seventeen) 2019年5月15日 上掲ツイートは他人事ではないと感じる。 10代や20代の頃、間違いをやらかしている時や危なっかしい時には先生や先輩が叱ってくれた。ときには「お前、何やっているんだ!」的な、まず怒りが飛んでくるみたいな場面もあったし、理不尽を感じる場面もあったが、ともかく、自分のやっていることをまずいと思っている人がいると肌で感じられる場面があり、それが私の行動を軌道修正してくれた。 しかし30代になり、さらに40代にもなるとそういう機会は減った。今、私のことを叱ってくれるのは、若い頃から私のことを知ってくれている先輩や友人ぐらいのものだ。 私だけが叱られにくくなっているわけではな

    だけど、叱られない社会をみんなが望んだ。 - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2019/05/17
    afcp先生について理解不能なのが、同業というだけで(?)こんな人間をたびたび持ち上げてしまうところ。
  • どんどん清潔になっていく東京と、タバコ・不健康・不道徳の話 - シロクマの屑籠

    ironna.jp 先日、iRONNAさんの「喫煙ヘイト どうにかならぬか」に寄稿した記事への反応が予想どおり、いや予想以上だったので、関連したことを書きたくなった。 記事に対するはてなブックマークの反応をみると、喫煙に対して比較的穏健な意見から非常にアグレッシブな意見まで、さまざまな意見があることがみてとれる。記事のなかで私は、 また、会員制交流サイト(SNS)をはじめとするネットメディアで先鋭化したオピニオンが集まりやすくなったことも、喫煙ヘイトを際立たせる一因として見過ごせない。世間では100人に1人しかいないような極端に排斥的なオピニオンでも、SNS上では仲間同士で群れ合い、そうした極論への同調者がたくさんいるかのように錯覚できてしまう。 と書いたが、はてなブックマークの反応はまさにそのようなものだった。今回は喫煙というテーマだったが、なるほど、これなら思想的に極端な意見もSNS

    どんどん清潔になっていく東京と、タバコ・不健康・不道徳の話 - シロクマの屑籠
    iidacooi4
    iidacooi4 2018/12/21
    この人は以前からそうなんだけど、長野県在住の人がまるで東京都在住の人間かのように語ってしまうのはなぜ? この人の語る東京はいつもズレている。この人の何がそうさせるのだろう。何だか可哀想になってくる。
  • 現代人にインストールされた「適切な努力をすべし」という規範意識 - シロクマの屑籠

    現代人は、適切な努力を積み重ねるよう求められている。 我々は、いつかは「適切でない努力には意味がない」という現実と向き合わなくてはならくって、子どもの頃は努力するというスタンス自体を身に着ける為に「努力なら何でも褒める」という方針でも問題ないんだけど、どこかで「努力は適切なやり方でするべき」という切り替えも多分必要なんだと思う— しんざき (@shinzaki) 2018年11月8日 で、「努力は無条件で尊い」から「努力は適切なやり方でやるべき」に転換する為の、一つの機会というかタイミングが受験なのではないだろうか— しんざき (@shinzaki) 2018年11月8日 [詳しくはこちら→]我々はどこかで、「努力は無条件で尊い」から「適切でない努力をするべきではない」に思考を切り替えないといけない: 不倒城 「適切でない努力には意味がない」という現実は確かにあって、とりわけ大学受験は、適

    現代人にインストールされた「適切な努力をすべし」という規範意識 - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2018/11/09
    この人の記事って読んでも何も得るものがないからもはや読んでないんだけど、記事につくブコメは面白いので、ブコメだけ読んでしまう。
  • 『ふろむだ本』は現代の魔術書だ。だから使う側には力量が求められる - シロクマの屑籠

    人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている 作者: ふろむだ出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2018/08/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 最近、ふろむださんの書籍が早くも四刷を迎えたと知った。このこと自体が、書籍に書かれた内容を証明しているように思えてならない。運や実力に加え、書籍に書かれている「錯覚資産」をうまく生かしたからこそのヒットだろう。見事というほかない。 実力や運を呼び込むためにも「錯覚資産」が必要 ふろむださん( id:fromdusktildawn さん)は、2006年頃から『分裂勘違い君劇場』という人気ブログを運営していた。現在の基準で考えると異様な長文ばかりだったけれども、読む人を楽しませ、巧みにちゃぶ台をひっくり返してみせて、たくさんのファンを作った。00年代の有名ブロガーの一人だと思う。 その ふろ

    『ふろむだ本』は現代の魔術書だ。だから使う側には力量が求められる - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2018/09/13
    ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」について言及があるかと思ったらないのか。読んだこと…ないんだろうな。元ネタ本の再現性の問題について考えたことも…もちろんないんだろうな。
  • 失われた「田舎の子育てのアドバンテージ」 - シロクマの屑籠

    blog.tinect.jp リンク先を読みながら、地方で子育てをやっている我が身を振り返って、少し悲観的な気持ちになった。 私は、地方の国道沿いの、イオンやユニクロやニトリから程遠くない郊外に住んでいる。家族で普段の買い物を済ませるには便利だし、東京のような不動産の高騰にも直面していない。 私立中学校にお受験させなければならないわけでもなく、公立高校の進学校を選べば学費はそれほどかからない。高専に進学するならもっと安くて済むだろうし、地元の国立大学を選べば大学でも費用は少なめになる。「子育てを地元で完結させる」ぶんには、地方は子育てしにくい土地だとは思えない。 けれどもリンク先のfujiponさんがおっしゃるように、都会で色々な文物に触れてまわっている子どもたち、早くから進学校に通い、都内や海外の大学へ進学していくであろう子どもたちと比べた時、地方暮らし・田舎暮らしに利点があるかというと

    失われた「田舎の子育てのアドバンテージ」 - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2018/09/10
    東京生まれ東京育ちだけど普通にアウトドア経験沢山してるのでいいとこ取りできてたのかな、と。ところで代々木公園と並べて世田谷公園を広大扱いする? ゲマインシャフト然りこういう知ったかぶりやめてほしい。
  • 『ひきこもりの国際比較 欧米と日本』を再公開しました - シロクマの屑籠

    blog.tinect.jp 先日、books&appsさんに寄稿した上記記事について、「フランスのひきこもりってどうなのか?」「日ひきこもりと異なる概念ではないか?」といった質問がはてなブックマーク上にみられたので、2011年の精神神経学会のシンポジウム『ひきこもりの国際比較 欧米と日』についてのhtmlファイルを再度公開することとしました。 ・『ひきもりの国際比較 欧米と日』を見てきた――汎用適応技術研究 ・日ひきこもり、ヨーロッパのひきこもり――フランスとイタリアの現状に触れて――汎用適応技術研究 ・アメリカから見た日ひきこもり――汎用適応技術研究 ・フランスの「ひきこもり」の現状について&ドイツひきこもりはいるのか――汎用適応技術研究 ・日ひきこもりの公的支援の動向と課題をさぐる――汎用適応技術研究 これらのファイルは2011年にウェブサイト上で公開していまし

    『ひきこもりの国際比較 欧米と日本』を再公開しました - シロクマの屑籠
    iidacooi4
    iidacooi4 2018/05/14
    シンポジウムの内容はこちらの学会誌PDFにも載っています。→ https://www.jspn.or.jp/huge/107_symposium.pdf (記事にもありますがこれは2011年当時のものですので、内容の一部は現在では古くなっているものと思われます)
  • エヴァやガンダムの昔話で盛り上がる中年の心理 - シロクマの屑籠

    anond.hatelabo.jp 数日前、はてな匿名ダイアリーに上のような文章がアップロードされたところ、はてなブックマークには沢山のはてなユーザーが集まり、昔話に花が咲きました。楽しそうですね。 その少し前、ガンダムがいつからブームになっていたのかを問う文章にもはてなユーザーが集まり、これも賑わっていました。 10代~20代には、おじさんおばさんがアニメの昔話に耽るのを、みっともなく思っている人もいるかもしれません。それにしても、どうして彼らは、いや、私達は、昔のアニメの話で盛り上がってしまうのでしょうか。 コンテンツの昔話は、アイデンティティの指差し確認 ちょうど、新R25さんのインタビューでも触れたのですが、心理学でいうアイデンティティの概念に沿って考えると、おじさんおばさんが昔のアニメやゲームの話で盛り上がるのは妥当でコスパの良い行動であるようにみえます。 アイデンティティとは、

    エヴァやガンダムの昔話で盛り上がる中年の心理 - シロクマの屑籠
    iidacooi4
    iidacooi4 2018/03/06
    こうやって何でも心理学化して物事を見ちゃうのは、何らかの物差しがないと不安で仕方がないからかな。かわいそう。
  • 大の大人がブログを書き続けているんだぞ!わかっているのか! - シロクマの屑籠

    先日、「「散るログ。ポジ熊。青二才。」 - シロクマの屑籠」という記事を書いたところ、はてなブックマークでやたらと反応があって驚いた。 はてなブックマークのなかには、私が「散るログ、ポジ熊、青二才」という三つのブログを否定していると考えたがっている者が少なくなかった。「ブロガーを馬鹿にするシロクマ」という構図を期待している向きがあったようだが、そのような期待を持たせてしまったのは、ひとえに私の不徳のためだろう。 しかし、あの文章のなかで私は、彼らのブロガーとしての武運長久を祈りたかった。ブロガーとして今を生きているかけがえなさに思いを馳せて、彼らがこの先どう生きていくのであれ、少しでも良く生きて欲しいと願った。 それでもチルドさんはときどきヘドロ爆弾のような炎上記事を書くのかもしれない。そのときは、私はきっと「浅ましいやつめ!」と思うことでしょう。しかし、それはそれ、これはこれとして、ブロ

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  • 発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない - シロクマの屑籠

    精神医療が世の中を変えて、世の中が精神医療を変えていく。 そういう視点で、精神医療と世の中の相互作用を眺めていると、つい、ブロガーっぽいことを考えたくなる。 1.昔の精神医療には「狂気」しか無かった。 「発達障害」も「社交不安性障害」も「境界性パーソナリティ障害」も昔は存在していなかった。今日ではよく知られている心の病気が出揃ったのは、20世紀になってからのことだ。 十八世紀には、たったひとつしか心の病気が存在しなかった。狂気 insanity である。狂気という診断が意味していたのは、今日の臨床家が精神病という語で意味しているもの、あるいは口語的に「狂った crazy 」と言われているものだった。「狂気」とは、多くの場合妄想や幻覚を伴ったり、重いメランコリ―や高揚状態を伴うなど、患者が現実となんらかのかたちで接触を失っている状態のことを意味していた。 (中略) 狂気というひとつの病気だけ

    発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2017/07/04
    宮岡等先生と内山登紀夫先生の本には、大人の発達障害が増えた背景には、世間を賑わせた事件の影響によって概念が浸透、認知度がアップしたことにより受診者が増えているためだろうとありましたね。
  • 『認められたい』を出版します - シロクマの屑籠

    このたび私は、承認欲求などをメインテーマとした『認められたい』というを出版します。 認められたい 作者: 熊代亨出版社/メーカー: ヴィレッジブックス発売日: 2017/02/28メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 定価:1575円 単行(ソフトカバー): 191ページ 出版社: ヴィレッジブックス  ※表表紙はこんな感じ 人間は、「認められたい」という気持ちと無縁ではいられません。 とりわけ現代社会では、他人に誉めてもらいたい・注目されたいといった承認欲求が取り沙汰され、オンラインでもオフラインでも、この欲求をめぐってさまざまな悲喜劇が繰り返されています。 今の日社会では、衣・・住や安全といった生活に必要なモノが充実しているので、それらに飢えている人はあまりいません。しかしだからこそ、モノへの欲求以上に、「認められたい」という人間関係にまつわる欲求に飢え

    『認められたい』を出版します - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2017/02/22
    こういった本を読むよりは、科学的エビデンスが蓄積されてきている「認知行動療法(CBT)」や「対人関係療法(IPT)」の入門書を1冊読むほうが、社会適応やスキルアップに役立つのではないか、と個人的には思います。
  • 「自己愛性パーソナリティ障害」という診断の意味を考える - シロクマの屑籠

    www3.nhk.or.jp 相模原市で起こった障害者殺傷事件の精神鑑定が終わり、診断名は「自己愛性パーソナリティ障害など」であると報道された。 リンク先にもあるように、自己愛性パーソナリティ障害とは、「他者の都合を度外視し、周囲からの称賛を求めたり、みずからを特別な存在だと過度に考えたりすることを特徴とする」。それに関連して、自尊心が脆く、自分が軽視されたと感じると激怒や抑うつに陥りやすい。 では、自己愛性パーソナリティ障害と診断することに、どのような意味があるだろうか。 精神鑑定に関して言えば、責任能力を見極めるうえで、自己愛性パーソナリティ障害という診断名は大きな意味を持つ。すなわち、急性期の統合失調症双極性障害*1のような重度の精神病性障害ではなく、また重度の発達障害にも該当しないのだから、責任能力に問題は無いことになる。 この診断名には、私も疑問を感じない。報道されている情報と

    「自己愛性パーソナリティ障害」という診断の意味を考える - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2017/02/21
    PDは,PDの閾値に達しないパーソナリティ特性とは区別されなければならない.パーソナリティ特性がPDと診断されるのは(中略)意味のある機能障害または主観的苦痛が引き起こされている場合のみである,とDSMにはありますが…
  • 社会学者による「新型うつ」批判について、私が考えること(後編) - シロクマの屑籠

    (※このブログ記事は前編/後編からなっています。前編はこちら。) 先日公開した前編では、「新型うつ」という言葉について、SYNODOSに掲載されていた井出草平さんによる「新型うつ」批判をおおむね支持する見解を述べた。 ここからは、その「新型うつ」批判で語られたところの、「新型うつ」を取り囲む精神科医や精神医学に関する実情について、私が実地で見聞してきた事を補足する。そのうえで、一精神科医としてDSMやICDといった現代の診断基準を使いながら臨床上どのように行動し、また臨床外においてどのように考えるのが望ましいのか、私個人のオピニオンを述べてみる。 DSMやICDの内側も外側も知っておく必要がある 井出さんは、この「新型うつ」を巡る問題の一端として、「時代遅れの、勉強をさぼった精神科医が「新型うつ」を語っている」といったニュアンスのことを述べている。その対照として、現代的なDSMやICDを「

    社会学者による「新型うつ」批判について、私が考えること(後編) - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2016/08/29
    「精神病質」に関してはDSM-5「反社会性パーソナリティ障害」の「診断的特徴」の項に記載があります(P.650)。
  • 社会学者による「新型うつ」批判について、私が考えること(前編) - シロクマの屑籠

    (※このブログ記事は前編/後編からなります。後編はこちらです。) 「新型うつ」は若者のわがままか? / 井出草平 / 社会学 | SYNODOS -シノドス- 『SYNODOS』というウェブメディアがある。 「アカデミックジャーナリズム」を名乗り、実際、信頼性の高い筆者と記事を擁している。このSYNODOSに、社会学者の井出草平さんが「新型うつ」批判する記事を投稿していたのを、先日見つけて読んだ。きちんと知りたい人はリンク先を読んでいただくとして、私なりに要点を箇条書きにしてみると、 ・「新型うつ」は2007年頃から精神科医の香山リカさんがメディア上で使いはじめ、正式な病名ではないにもかかわらず広まっていった。 ・うつ病の一般的言説では、従来型のうつ病は生真面目な人がなりやすいもの、「新型うつ」はわがままで不真面目な人がなりやすいもの、と語られやすい。 ・だが、「新型うつ」でみられる特徴、

    社会学者による「新型うつ」批判について、私が考えること(前編) - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2016/08/24
    ポケット版診断マニュアルとは、DSMから分類と診断基準を抜粋した、いわゆる「Mini-D」と呼ばれるもの。DSMを「精神疾患の診断・統計マニュアル」、Mini-Dを「精神疾患の分類と診断の手引」という。価格が約4倍も違う…。
  • でも「東京を知らない」地方民は、東京の価値観や競争に巻き込まれずに済むんですよ? - シロクマの屑籠

    www.sugatareiji.com リンク先には、「地方と東京では基礎的な生活コストはあまり変わらない。自動車の費用や収入差も考えれば、地方有利と言えない」的なことが書かれている。流通の発達したこのご時世、地方だからといって農産物が安く買えるわけでもないから、基礎的な生活コストはあまり変わらないという認識自体、そんなに間違ってはいないと思う。こちらが示しているように、首都圏は全体として物価が高めだとしても。 それでも、基礎的な生活コスト以外のところでは、地方で生まれ育つ人と東京で暮らす人では必要なコストはだいぶ違うのではないだろうか。たとえば自意識を充たすために必要なコスト、社会のなかで競争し勝ち残るためのコストは、東京のほうが高コスト体質ではないだろうか。 題に入る前に あらかじめ断っておく。 東京と地方どちらが暮らしやすいか、あるいは大都市圏~郊外~過疎地のグラデーションのなかで

    でも「東京を知らない」地方民は、東京の価値観や競争に巻き込まれずに済むんですよ? - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2016/07/20
    東京生まれ東京育ち東京大好きの自分は、こういう葛藤がなく楽なのかもと思った。
  • はてなブログがもっと俺に輝けと囁いている - シロクマの屑籠

    はてなブログに引っ越してきて二週間が経ちました。まず、どんな使い勝手か実験してみようと思い、心の赴くままブログを書いてみましたが、えらく攻撃的というか、煽り気味になってしまったと反省しています。 「もしかして、はてなブログが俺の攻撃性や煽り性を引き出しているんじゃないか?」 そんな思いがよぎった事もありましたが、さしあたって気にしないでおこうと思い、黙ってブログ記事の量産につとめました。先月は原稿を書かなくて構わない期間が二週間ほどあったので、今、ブログをまとめて書かなければ次にいつ書けるのか自信がなかったからです。 はたして、私のブログ記事はアグレッシブな疾走……というより暴走気味になりました。ある人は、そんな私の姿をみて 最近なんか冬眠前に腹を空かせて人里に下りてきたみたいな感じあるな と評していましたが、その通りだったと思います。私は、はてなダイアリー時代よりも好戦的で論争的なブロガ

    はてなブログがもっと俺に輝けと囁いている - シロクマの屑籠
    iidacooi4
    iidacooi4 2015/11/07
    DSM-VじゃなくてDSM-5では……という超細いツッコミをしてみる。
  • 「なんでも面白がれる人・感心できる人」はコミュ強になりやすい - シロクマの屑籠

    笑う門には リンク先は、ことわざの「笑う門には福来る」を地でいく実体験談だ。笑顔の多い人のほうがコミュニケーション場面でうまくいきやすく、仕事もプライベートも順調にいきやすいってのは当だと思う。 ただ、はてなブックマーク上の反応にもあるように、ヘラヘラしているだけでは阿呆と思われてしまうし、愛想笑いを見透かされてもロクなことがない。作り笑いを顔に張り付けていても見抜く人は見抜くし、お愛想で笑ってばかりの人も、その心根の弱さにつけこまれる。 面白いとも楽しいとも感じていない時の笑顔には、不自然さが付きまとう。笑顔がほとんど生活習慣になっている人でも、相手に関心も敬意も楽しさも感じていない時の笑顔には温度がこもらない――そういった事に鈍感な人は笑顔の温度に気づかないかもしれないけれども、その場に居合わせている第三者にはバレていることが多い。このように、「笑顔をつくりたくなる気持ち」の伴わない

    「なんでも面白がれる人・感心できる人」はコミュ強になりやすい - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2015/07/30
    人生常に軽躁状態が最強ということでしょうか。
  • 就寝1時間前、どうやってネット断ちして過ごすか - シロクマの屑籠

    深夜のインターネットは「こころの回復」に適していない - シロクマの屑籠 昨日の記事にはアクセスが集中し、皆さんの睡眠に対する関心の高さを改めて実感しました。そうしたなか、「どうやって就寝1時間にネット断ちすれば良いのか?」的な質問も頂きました。 そうですね。私自身の経験から言っても、ネットを就寝1時間前にやめるのは大変です。自分自身が精神的に追い詰められている時・寂しいと感じている時など、早く寝たほうが良いコンディションの時にかぎって深夜にネットをやりたくなってしまうのもわかります。 昔から、ネットユーザーの間では「健康なネットライフの秘訣は、オフラインの生活を充実させること」と言われてきましたが、たぶん当です。日常生活が不遇なほどネットライフも不健康になりやすく、セルフコントロールも利きにくくなるのは臨床側からみてもオンライン側からみてもまず間違いないでしょう。ネット依存についての報

    就寝1時間前、どうやってネット断ちして過ごすか - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2015/07/04
    Kaplan&Sadock's Synopsis of Psychiatry,11th Edition の日本語版はいつ出るのだろう
  • 四十才、夢から醒めて、逃げ場無し - シロクマの屑籠

    bokukuro.com 不定期ですが、リンク先に寄稿することになりました。“不惑日誌”らしく、おじさん話をしようと思ってます。脱-オタクファッションの行き着いた果てや、ファスト風土のおじさんの話もしたいところですね。 それはさておき、こちらは自分のブログなので、勝手気儘に垂れ流して構わないでしょう。 不惑。 びっくりしましたよ、こんなに逃げ場の無いものだなんて。これまでの積み重ねの延長線上として現れた“現実”がどこまでも広がっていて、それがセカイを構成しているんですよ。かつて私は、“現実が追いかけてくる”と連呼して非モテの人達をうんざりさせていましたが、当時、私が言っていたことは四十にして証明されました。やっぱり追いかけてきましたよ、“現実”が。 しかし、私が言っていた“現実”とは、空想的なもの言いでした。良い現実もあれば悪い現実もあり、ラクな現実もあれば塗炭の苦しみもある……そんな風に

    四十才、夢から醒めて、逃げ場無し - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2015/04/25
    あんまりこのエントリに関係ないけど、コンビニ店長も40歳になるとき「ショックだ」みたいなエントリ書いてたの思い出した。
  • ネットで薬を調べまくる患者さんも、自分が何を知らないのかまでは知らない - シロクマの屑籠

    最近は、スマホやタブレット片手に、インターネットで薬や精神疾患について調べながら来院される患者さんが増えました。薬の名前をペラペラ列挙し、先生あれどうですか、これどうですかと、あたかも製薬会社のセールスマンのようです。 副作用もよく調べてますね。先生、これはパーキンソン症候群ですか、先生、のどが渇くのは抗うつ薬の副作用ですか、といった指摘は、ときに的を射ていることもあります。 でも、精神科医からみると、こういうインターネットにべったりな患者さんの知識はやはり偏っているようにみえます。 薬の名称、効果、副作用は余計なほど知っているのに、どれぐらいの用量でどれぐらいの期間使用したら効果が出やすいのか、薬ごとにどのぐらい副作用を避けやすいのかまで知っている人はまずいません。薬の効果を引き出すためにどういった手順や療養態度が必要なのかの知識も、たいてい欠落しています。シンプルなうつ病と妄想を伴った

    ネットで薬を調べまくる患者さんも、自分が何を知らないのかまでは知らない - シロクマの屑籠
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    iidacooi4 2015/04/13
    医師は忙しいし、診察時間は限られる。気になったこと全てを質問するわけにはいかない。だからこそネットで情報を調べる。そうして調べているうちに「偏った」頭でっかちになってしまう傾向は確かにあるかもね。
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