いま、ヒップホップが話題だ。即興力を競うMCバトル番組「フリースタイルダンジョン」を皮切りに日本語ラップブームは急速に高まり、声優によるラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」によって、その人気はより幅広い層へと拡大している。 今回はそんなラップミュージックについて、「ゲンロンβ」でヒップホップ批評を連載していた吉田雅史、楽曲制作経験もあるさやわか、そして最新作『Dos Siki』も話題になっているヒップホップクルーDos Monosのメンバー、荘子itという3MCに「キャラクター」や「シミュレーショニズム」という切り口で5時間たっぷりと語ってもらった。今回のイベントでは、使うのもヒップホップマナーにのっとってピンマイクからハンドマイク。さらに途中、新刊『キャラがリアルになるとき』を刊行したばかりのマンガ研究者・岩下朋世にもリモートで議論に参加いただき、議論はますます盛り上がった。(ゲンロン