哲学者、批評家で、株式会社ゲンロン代表を務める東浩紀さん。 ゲンロンは、言論誌『ゲンロン』の出版や、イベントスペースで講演やセミナーをしている「ゲンロンカフェ」、さまざまな講座を展開する「ゲンロンスクール」の運営などを行っている。 多角的な事業を展開する東さんの仕事場、ゲンロン代表執務室(品川区)を訪ねた。 実は、代表執務室の完成は2018年の3月で、取材時は引っ越して間もなかった。本棚の新しい木の香りが心地よい。 「社員が増え、オフィスが手狭になったので、代表の執務室を新しく別の場所に作った」のだとか。設計のこだわりをうかがうと、入り口から「本の道が続く」ようにしたのだという。 「以前いたオフィス以外に、カフェとアトリエも五反田にあります。家賃も安いし、交通の便もとてもよくて、非常にいいところですよ。この執務室で五反田の拠点が4つになりました」 4拠点ですか! と驚く編集者に「“五反田バ