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ブックマーク / genron-alpha.com (2)

  • 観光客の哲学の余白に(20) コロナ・イデオロギーのなかのゲンロン|東浩紀 | ゲンロンα

    初出:2020年4月17日刊行『ゲンロンβ48』 ゲンロンはこの四月で創業から一〇年を迎えた。今号はその記念号にあたる。だからなにか書いてくれと頼まれた。 けれど、いま明るいお祝いの言葉を書く気にはどうしてもなれない。理由はいうまでもなく、現在進行中のコロナ禍にある。ゲンロンカフェはもうひと月以上観客を入れることができていない。 それは経営的に打撃というだけではない。ゲンロンは――というよりぼくは、この一〇年、ずっと、情報の交換だけでは人間はダメになる、哲学や芸術を理解するためには情報の「外」との触れ合いが必要だと主張し続けてきた。 それを現実との触れ合いが大事だと要約すると、そこらへんのオヤジでもいいそうな素朴な話になる。じっさいぼくはそこらへんのオヤジでもあるが、ただぼくとしては、その主張を「誤配」とか「観光」とかいう言葉で武装し、AIとかビッグデータとかスマートシティとかばかりいって

  • ニッポンの保守――2020年桜の陣(1) コロナ禍と保守|小林よしのり+三浦瑠麗+東浩紀 | 4ページ目 (5ページ中) | ゲンロンα

    自由を語りつづけること 三浦 中国に対する西洋のコンプレックスも出てきています。「フォーリン・ポリシー」に載ったイタリアの医療崩壊についての論文で、原因として集団検査による感染爆発だけでなく、民主主義のコストに苦しまされたことがあったと書いてありました。論文はとても参考になったし分析も正しいけれど、最後に透明性を大事にしてきた民主主義だが、感染症に対応するためには中国のような権威主義体制のほうがいいかもしれない、と書いてあるんです。そこだけは間違っています。中国型の監視は危険だし、最後には民主主義と資主義が正しいのです。 東 アメリカ中国の感染者数を超え、対策もうまくいっていない。当然そうした議論は出てきます。すこしまえに『中央公論』(2020年4月号)で法学者の山龍彦さんと対談をしました。山さんは同じ監視社会でも、GAFAはプライバシーを守るし人権意識があるけれど、習近平の中国

    ニッポンの保守――2020年桜の陣(1) コロナ禍と保守|小林よしのり+三浦瑠麗+東浩紀 | 4ページ目 (5ページ中) | ゲンロンα
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