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2020年2月17日のブックマーク (2件)

  • 武漢の新型肺炎感染者「最大9万人」論文の衝撃

    1月27日から2月9日までに公表された感染確定情報によると、温州市の448人の感染者の内202人は、武漢及びその周辺地域にいたことがあると確認されている。また、武漢及びその周辺地域から温州へ戻ったのは3.3万人で、全員が1月29日までに戻っている。これにより研究者は、調査対象者の1月29日までの感染率は約0.61%だと見積もった。 しかし、温州の人々の多くは武漢でビジネスをしており、普通の人に比べて他人との接触機会が多いため、このデータを基に武漢全体の感染率を推算するのは正確さに欠けるとも述べている。 そこで研究者は、武漢からシンガポールへ旅行した人々の発病率を基に、約0.61%という結果に修正を加えることを決めた。 2019年12月30日から2020年1月22日まで、合計で1万680人が武漢からシンガポールへ旅行しており、その中の少なくとも33人が新型コロナウイルスに感染していることが確

    武漢の新型肺炎感染者「最大9万人」論文の衝撃
  • 『孤塁』初めて語られた双葉郡消防士たちの「あの日」 - HONZ

    あの日、あなたはどこで何をしていただろうか。 2011年3月11日、福島県双葉郡では、多くの学校で卒業式が執り行われた。子どもたちは通い慣れた校舎に名残惜しさを感じながら、未来への希望に胸を膨らませていたに違いない。だが14時46分、巨大地震がこの地を襲った。 書は、双葉郡の消防士たちが初めて「あの日」について語ったノンフィクションである。震災について書かれた多くのノンフィクションの中でも出色の一冊だ。 書の優れている点。それはプロフェッショナルの証言に基づいているところだ。私たちは現実を見ているようで、案外見ていない。事故現場の取材で目撃者に話を訊くと、「とにかく驚いた」とか「ドカーンと音がして気がついたら倒れていた」とか、目の前で起きたことを描写するのではなく、単なる感想や擬音で雰囲気だけを伝えるケースがよくある。無理もない。私たち素人は、想定外の出来事を前にすると動転してしまうの

    『孤塁』初めて語られた双葉郡消防士たちの「あの日」 - HONZ