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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (10)

  • 高木剛さん死去 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    元連合会長の高木剛さんが亡くなったというニュースが飛び込んできました。 元連合会長、高木剛さん死去 民主党の09年政権交代を後押し 労働組合の中央組織・連合の会長を務め、2009年の民主党政権誕生を後押しした高木剛(たかぎ・つよし)さんが2日、死去した。80歳だった。葬儀は近親者で営んだ。 三重県出身。東大法学部を卒業後、1967年に旭化成工業(現旭化成)に入社した。69年に労組の専従になり、全旭化成労組連合会書記長やゼンセン同盟(現UAゼンセン)会長を歴任。05年に連合の5代目会長に選ばれ、07年に再選して09年まで務めた。 連合会長として小沢一郎・民主党代表(当時)と深い関係を築いた。一緒に全国行脚するなどして民主党の躍進を支え、政権交代に貢献した。 連合内に非正規労働センターを設け、正社員中心の労働運動の見直しも進めた。 東大では野球部で活躍。労働界では早くから、政界、官界に人脈を持

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  • 労働組合は給与交渉代行サービスか? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    アウグストさんがコメント欄で言及しているようなやりとりがX(旧twitter)上であったようですが、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-a4894b.html#comment-121553497 自分で辞めたいって言えない人向けの退職代行サービスが結構ニーズあるって話を聞くけど、給与交渉代行サービスってあるのかな?やったら流行りそうな。 世界はそれを「労組」と呼ぶんだぜ。 いくつか解きほぐすべきことどもがあります。 まず、前澤友作さんが想定しているであろう「給与交渉」というのは、おそらく上級ホワイトカラー層(いわゆるエグゼンプト)の、個人別に給与が決定されるような人々の成果給的な給与交渉のことであって、ホワイトカラーでもごく普通のクラーク層や、グレーカラー、ブルーカラーといった、典型的なジョブ型雇用で生きている人々

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  • アダルトビデオ女優の労働者性とアダルトビデオプロダクションの労働者供給事業該当性@東大労判 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    久しぶりに東大労判の順番が回ってきまして、アダルトビデオプロダクション労働者供給事件(東京高判令和4年10月12日)(判例タイムズ1516号142頁)というのを評釈してきました。 妙な判決を取り上げるものだとお思いになるかも知れませんが、いやこれがいろんな論点がごちゃごちゃ入り交じってなんとも面白いのです。 労働判例研究会  2024/5/17  濱口桂一郎 アダルトビデオ女優の労働者性とアダルトビデオプロダクションの労働者供給事業該当性 アダルトビデオプロダクション労働者供給事件(東京高判令和4年10月12日) (判例タイムズ1516号142頁) Ⅰ 事実 1 当事者 X:アダルトビデオプロダクション 被告人Y1:アダルトビデオプロダクションXの実質的支配者として、Xの運営資金の管理等を行う 被告人Y2:Xのマネージャーとして、アダルトビデオ女優のスケジュール管理等の業務に従事 Z:Xの

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  • カール・マルクス『一八世紀の秘密外交史』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    カール・マルクス『一八世紀の秘密外交史 ロシア専制の起源』(白水社)をお送りいただきました。 https://www.hakusuisha.co.jp/book/b621504.html と、書くと、えっ?と思われる方も多いかも知れません。 いや、正真正銘の、あのひげのおじさんのマルクスのです。ただし、浩瀚なマルクス・エンゲルス全集には収録されていない稀覯論文です。 なぜ収録されていないか?それは、レーニンや、とりわけスターリンの逆鱗に触れるような中身だからです。 タタールの軛がもたらしたものは? なぜロシアは膨張したのか? クリミア戦争下構想され、数奇な運命を辿ったマルクスによるロシア通史。 「ロシアが欲しいのは水である」 資主義の理論的解明に生涯を捧げたマルクス。彼はこの『資論』に結実する探究の傍ら、一八五〇年代、資の文明化作用を阻むアジア的社会の研究から、東洋的専制を発見する

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  • ダークサイドに落ちた生存競争の落伍者 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    隠岐さや香氏と東浩紀氏の間の半ば感情的な一連のやりとりに関わる気は毛頭ありませんが、隠岐氏の恐らく無意識に漏らした片言隻句がどういう人々の心にぐさぐさと刺さったのだろうかということを考えると、第一線で活躍中の東氏なんかよりも百万倍、非正規労働でその日を支えながら暮らしているテニュアをとれないまま中高年化した人文系知識人の人々にであろうし、これは位相をすこしずらすと(もう15年も前のことになりますが)赤木智弘氏が当時の『論座』で「丸山眞男をひっぱたきたい」と叫んだことにつながり、さらには戦前の帝国議会で斉藤隆夫がいわゆる粛軍演説の中で、当時の右翼的革新運動を「生存競争の落伍者、政界の失意者ないし一知半解の学者」と罵っていたことにまでつながっていきますね。 松尾匡さんの言うレフト2.0、格差や貧困を糾弾するレフト1.0とは対照的に、もっぱら政治的に正しいアイデンティティポリティクスやダイバーシ

    ダークサイドに落ちた生存競争の落伍者 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2022/02/06
    日本に保守の大きさ対抗できる左翼(労働者、弱者サイド)は潰されて少数。なのでバラモンもいない。嫉妬or差別文化言いたいだけが色々乗っかってやらかしてるダケ。当時者性狭い狭いこれこそ権力者には都合が良いよ
  • 労働運動はプチブルである件について - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨日紹介した『経営法曹研究会報』の創刊第100号記念特集号のパネルディスカッションの中で、いろいろと面白ネタについて喋っていますが、その中で昨年の『働き方改革の世界史』に絡んでお話しした部分を。労働運動というのはそもそもプチブルの運動なんですよ。 緒方 先ほどのご講演で労働力が商品であるというお話がありました。資主義社会の中ではブルジョワジーとプロレタリアートがいて、持たない者が労務の提供を商品にして対価を得るというのが、雇用契約というか、資主義社会の中の基的な、原理的な考え方ではないかと思います。それと、先生の先ほどのご講演で、労働力と独占禁止法との関係があって、取引契約の基を据えて、交渉力を付けるために集団カルテルを認めたというお話がありました。労働力の商品とその関係がどう関連するのかをもう少し教えていただければと思います。 講師・濱口 これは最近出た『働き方改革の世界史』とい

    労働運動はプチブルである件について - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2021/02/19
    “労働力が本当の意味で商品でなくなってしまっている日本” この指摘は鋭い。評価する側もされる側も無意識のサービスを入れたり入れなかったりする。
  • 笹沼朋子「セックスワーカーの労働者性に関する覚書」@『愛媛法学会雑誌』47巻1号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『愛媛法学会雑誌』47巻1号に掲載されている笹沼朋子さんの「セックスワーカーの労働者性に関する覚書」は、昨年コロナ禍の中でブログでも何回か取り上げたことのあるトピックを論じていて、興味深いものです。 冒頭、例の岡村隆史さんの発言が出てきて、それに対する藤田孝典さんの激烈な批判があり、さらにそれに対するSWASHの要友紀子さんの痛切な批判が出てきて、こういう大学紀要を読むような奇特な人々に対する分かりやすい状況説明がされています。 等しくセックスワークに従事する者に対するコロナ禍での助成制度が、厚生労働省の場合は当初除外していたのがSWASHなどの批判を受けて対象に含めることとしたのに、経済産業省の場合は除外し続け、その理由付けに藤田さんのような議論が使われているというのは、ずっと追いかけている人にとっては基的な知識ですが、一歩外に出ると必ずしもそうではないからです。 的確に要約できる自

    笹沼朋子「セックスワーカーの労働者性に関する覚書」@『愛媛法学会雑誌』47巻1号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    iinalabkojocho 2021/01/16
    “笹沼朋子「セックスワーカーの労働者性に関する覚書」@『愛媛法学会雑誌』47巻1号”
  • 新型コロナウイルスと雇用・暮らしに関するNHK・JILPT共同調査@周燕飛 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先週土曜日夜にNHKで放送されたNHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」は大変評判が良かったようですが、番組にも登場したJILPTの周燕飛さんが、放送ではとても言い切れなかった調査結果をこちらのパワポ資料にまとめてアップしていますので、関心ある方はぜひ。 https://www.jil.go.jp/tokusyu/covid-19/collab/nhk-jilpt/docs/20201113-nhk-jilpt.pdf データに基づく分析なので、中身をきちんと読んでいただく必要があるのですが、最後のまとめのところから「主な発見」を箇条書きで書き出しておきますと、 • コロナ禍が雇用に及ぼす被害は女性に集中(「会社都合」の失職率、収入激減者の割合、失職した正社員の非正規化率が高い、休業手当の受給割合が低い等)。 • 「保育園・学校の休園(校)や時間短縮」は、子育て女性の雇用喪失の大きな

    新型コロナウイルスと雇用・暮らしに関するNHK・JILPT共同調査@周燕飛 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    iinalabkojocho 2020/12/10
    “新型コロナウイルスと雇用・暮らしに関するNHK・JILPT共同調査@周燕飛”
  • 電通の社員個人事業主化 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    日経が報じていますが、 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66103760R11C20A1916M00/ 電通は一部の正社員を業務委託契約に切り替え、「個人事業主」として働いてもらう制度を始める。まずは2021年1月から全体の3%に相当する約230人を切り替える。電通では副業を禁止しているが、新制度の適用を受けると兼業や起業が可能になる。他社での仕事を通じて得られたアイデアなどを新規事業の創出に生かしてもらう考えだ。・・・ いやいや、別に雇用だと副業を禁止しなければならないわけじゃない。むしろ政府が雇用の副業を鉦や太鼓で奨励しているんだけど、電通はあくまで雇用なら副業は禁止で、「だから」個人事業主にするんだと。なんだか筋がねじれているような。 いやたぶん、副業奨励と言いながら、先日策定されたガイドラインでは、簡便なやり方だと言いながら、結局労働時間も

    電通の社員個人事業主化 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2020/11/14
    所属のフリーだが仕事がもらえるとは限らないんじゃないの?評価システムやら賃金やらどうなんねん。ていのいいリストラ案。
  • 教職員組合が、なぜ労働問題に口を出すんですか? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    近畿大学教職員組合さんのツイートに、「実際に言われた衝撃的なクレーム」というハッシュタグ付でこんな台詞が https://twitter.com/unionkin/status/1308256840254324736 「教職員組合が、なぜ労働問題に口を出すんですか?」 いやもちろん、まっとうな常識からすれば何をひっくり返った馬鹿なことをいっているんだということになるはずですが、それが必ずしもそうではないのは、戦後日では日教組という団体が労働者の権利利益のための労働組合であるよりは、何かイデオロギーをかざす政治団体か思想団体であるかのように思われてきた、場合によっては自らもそう思い込みがちであったという、奇妙な歴史があるからです。 最近もちらりと触れましたが、たとえば広田照幸編『歴史としての日教組』(上巻)(下巻)(名古屋大学出版会)でも、日教組という団体はほとんどもっぱら路線対立に明け暮

    教職員組合が、なぜ労働問題に口を出すんですか? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2020/09/26
    労働組合は、労働者の権利のために仕事をすべし。以上を 。
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