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ブックマーク / suumo.jp (4)

  • 神楽坂、家賃2万7千円。誰とも出会わなかった1年半|文:荒田もも - SUUMOタウン

    著者: 荒田もも 自分だけのポストが欲しいと思ってひとり暮らしをはじめた。自分宛てに届いた手紙やハガキを、誰かが先に読む可能性のない、自分だけのポストが欲しいなと思った。 誰も入れない部屋 ひとり暮らしをはじめて間もなく、部屋の鍵をなくしてしまった。 その日通った場所を遡るようにたどったが、見つからない。気づいた時にはすでにだいぶ遅い時間になっていた。交番にも届けられていなかった。ぼんやりと灯りがともった交番で遺失届を書きながら、どうしようかな、と思った。部屋に入ることができない。 鍵開けの業者を電話で呼んで家の前で少し待つと、狭い道に軽自動車が入って来るのが見えた。軽自動車の扉が開くと、そこにはありとあらゆる道具が並んでいて、とても安心したのを覚えている。 15分後、鍵開け師が言った。 「だめだ。原始的すぎて開けられません」 わたしの住みはじめたアパートは、神楽坂駅から徒歩5分、家賃2万

    神楽坂、家賃2万7千円。誰とも出会わなかった1年半|文:荒田もも - SUUMOタウン
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2024/05/22
    アルヴァノトがエイミーマンのカバーをしているということに驚きを隠せなかった。
  • 小岩のイトーヨーカドーで教わった、自分が大人になったこと|文・古賀及子 - SUUMOタウン

    写真・文: 古賀及子 埼玉の実家から東京の短大に通っていた私は、入学半年ほどで通学に音を上げた。 実家は大宮とか川口といった東京に近い都市ではない、もっとずっと奥、気の埼玉だ。学校へは片道2時間。通えなくはない、でも正直かなり遠い。実家の最寄駅を走る路線の電車の数が少ないのにも参った。帰宅時、うっかり1逃がすと家に着くのが1時間遅くなってしまう。 幸いにして父方の祖父母が東京に暮らしていた。まだ元気だった祖父母は喜んで私を居候として受け入れると言ってくれたから、すぐに実家を出て転がり込んだ。品川区の街だった。 祖父母にかわいがられ、すっかり居心地よくぼんやり暮らしているうちに気づけば短大の卒業はすぐそこにやってきた。短大では軽音サークルに所属していた私は、格的に音楽活動に打ち込むのだという先輩たちに流されて、なんと就職しなかった。先輩方と違い、私はバンドにも楽器にも気で取り組んで

    小岩のイトーヨーカドーで教わった、自分が大人になったこと|文・古賀及子 - SUUMOタウン
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2024/04/18
    “マンションは3階建てで、3階に先輩が住んでいたから私は2階を選んだ。”古賀さんらしいぶっ飛んでるのはココ。ほとんど住んでないのになぜ心配にならず先輩と別の階に住む?異性なのか冒険か。ここに無限の余白アリ
  • 地形と暗渠で読み解く谷中・根津・千駄木の本5冊【街を読む】(寄稿・三土たつお) - SUUMOタウン

    著: 三土たつお 知っているはずの街も、書物を通して見るとまた違った景色が広がるかもしれません。新企画「街を読む」では、毎回一つの街やエリアを軸に、選者の方に独自の観点から書籍をご紹介いただきます。初回となる今回は、ライター三土たつおさんの「地形と暗渠(あんきょ)から谷根千を読み解く5冊」をお届けします。 谷中・根津・千駄木。隣接するこれら三つの地域は、近年「谷根千」という愛称で親しまれている。実際に訪れた人のなかには、その下町風情を残した街並みに惹かれたという方も多いのではないだろうか。 しかし、谷根千の魅力は地形や土地の歴史をひもといていくことで、よりはっきりと見えてくるかもしれない。このエリアの過去と現在、そして未来予想などが描かれたいくつかののなかから探ってみたい。 谷根千の特徴は地形にあり?『まち歩きガイド東京+』 『まち歩きガイド東京+』(TEKU・TEKU著、学芸出版社)

    地形と暗渠で読み解く谷中・根津・千駄木の本5冊【街を読む】(寄稿・三土たつお) - SUUMOタウン
  • ぼくは両さんになりたかった。 ★谷根千ラプソディーの巻 - SUUMOタウン

    著者: 弁当丸 両さんになりたかった。 小学生のときに友達に借りた「こち亀」の自由な世界に憧れた。駄菓子屋を巡ったり、学校にベーゴマやメンコを持ち込むくらいこち亀にはまっていた。なんなら、鉛を溶かしてベーゴマを自作すらしていた。 その中心には、自分の好きなことをして誰の顔色もうかがわない両さんへの憧れがあった。親の転勤が多く、小学校までに3回転校をしていたためか、環境に合わせる姿勢が染みついた自分とは真逆の、自分に合わせて環境を変えていく存在への憧れが。 中学のときは、オアシスのノエル・ギャラガーにも憧れて、両さんとノエルと自分の共通点といえば眉毛が太いことで、二人は眉毛がつながっていることに気づいた。であれば、自分も。と、父親の発毛剤を眉間に塗ったこともあった。全然つながらなかった。 高校のとき、学園祭で杏仁豆腐屋をやることになったときも両さんから学んだ宣伝手法を使った。 両さんが閑古鳥

    ぼくは両さんになりたかった。 ★谷根千ラプソディーの巻 - SUUMOタウン
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2020/06/30
    居住者でござるが、家賃は高いがとても良いところ。治安も良ければアクセス最高。
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