ウクライナの身分証明証を見せるビクトリアさん。同国南部ザポリージャで(2023年5月23日撮影)。(c)AFP 【5月29日 AFP】ロシア軍が占領したザポリージャ(Zaporizhzhia)市から脱出する直前、ビクトリアさん(43)は「ウクライナ市民として」絶対に欲しくなかったロシアのパスポートを申請すべきかどうか、苦渋の選択を迫られた。 ロシアのパスポートがなければ、書類の申請手続きはできないと占領軍からは言われ、戸別訪問による検査時に取得していないとロシアへ強制送還されるといううわさも聞いた。 「ロシアのパスポートを取得したとしても、私はウクライナ人。私は何も変わらない」とビクトリアさんはAFPに語った。 ウクライナのうち2014年にロシアに併合された南部クリミア(Crimea)半島と、親ロシアの分離派が実効支配する東部ドンバス(Donbass)地方では、以前からロシアのパスポートが
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