ブックマーク / asukaze827.hatenablog.com (23)

  • 台布巾ジプシーからの脱却 - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。台布巾ジプシーからの脱却。 たかが台布巾、されど台布巾 夫と暮らし始めて17年が経つ。だから台布巾ジプシー歴も17年だ。この度、ようやくその歴史に終止符を打つことができた。 これまでに私が処分してきた台布巾の枚数はどれくらいだろうか。すべて繋ぎ合わせれば、余裕で布団が一枚縫えるくらいの枚数は無駄にしてきたと思う。 マイクロファイバーのもの、綿100%のもの、もこもこしたもの、けばけばしたもの、ぺらぺらしたもの、とにかくいろんな種類の台布巾を試してきた。そしてそのたびに「あぁこれもダメかぁ…」とがっくりする。 台布巾への私の希望はごくごく普通だ。吸水性が良く、丈夫で、乾きやすいもの。なのにこれらを満たしてくれる台布巾となかなか出会えない。 どれも使い始めはいいものばかりなのだ。でもしばらくすると、吸水性が衰えたり、汚れが落ちなくなったり、糸がたくさん出てきたりして処分するはめに

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  • 価値観の押し付け - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。価値観の押し付け。 体質改善プログラム後の出来事 もう何年も前のことになるけれど、今でも思い出すとモヤモヤムカムカすることがある。下の記事(↓)で書いた、体質改善プログラムを行った後のことだ。 asukaze827.hatenablog.com asukaze827.hatenablog.com プログラム中に飲んでいたサプリメントがすごく良かったので、それを個人的に購入したいと思い、とあるネットワークビジネスの会員に登録した。会員だと割引価格になるからだ。 会員になると、製品について学ぶ講義に参加できるようになる。身体のことに対して若干オタク味のある私は、すべての講義に参加し、自分が行ったプログラムについても真剣に学んだ。次からはトレーナー無しで自分でプログラムを組めるようになりたかったからだ。 家族だけでなく、かつての生徒さんたちにも教えてあげたいという思いが強く、けっこ

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  • 自分の意思だけで捨てられないもの - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。自分の意思だけで捨てられないもの。 かつての自分のものは、親のものでもある 以前実家に帰った時、母の部屋のクローゼットで英和辞典を見つけた。私が中学時代に使っていたやつだ。その周辺には参考書の類が何冊も。わー懐かしい!と思ったものの、ゴミを実家に置いておいたら悪いなと思い、「これ、持って帰るね」と言って紙袋にまとめようとした。 母「持って帰ってどうするの?」 私「処分するよ。ほかにもあったら持って帰るから出しといて」 母「それまだ使うから置いといて」 私「!?英和辞典なんて絶対使わないでしょ」 母「使うの!これから英語の勉強するんだから!」 私「いやいや、絶対しないでしょ。笑」 母「いいから置いといて」 私「辞書が必要なら電子辞書買えばいいじゃん。これは捨てる」 母「なんで葉月が決めるの。それ買ったのはママでしょ」 私「………(たしかに)」 私は自分が使っていたものは自分のも

    自分の意思だけで捨てられないもの - ふたり暮らし
    ikegon4547
    ikegon4547 2024/02/10
    断捨離の時期を見直します。大事な物を残して息子夫婦に処分を任せます。
  • 食べるということ - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。べるということ。 心と体はつながっている 昨日の記事ではべることについて書いた。せっかくなので、それに関する記事をもうひとつ書こうと思う。 私たち夫婦が、5年前に大がかりな体質改善をしたことは昨日の記事にも書いたが、そのきっかけを与えてくれたのは、私の古い友人だった。 友人は34歳の時に、産後の不調をなんとかしたいと思い、知人を介して私と同じプログラムに取り組んだのだという。産後の不調というのがどういうものか知らない私は、最初はただうんうんと聞いているだけだった。 私が「そのプログラム、もっと詳しく教えて!」と思ったのは、友人のこの言葉を聞いたからだった。 「体質を改善したら、毎日気持ちまで軽くなったんだよね。育児でも仕事でもイライラしなくなった」 「心身ともに」という言葉があるように、心と体はつながっている。 バレエでもほかのスポーツでも、番に実力を発揮するためには、

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  • 不食の人々 - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。不の人々。 「不の弁護士」秋山佳胤 世の中にはいろいろな人がいるけれど、「不」で生きている人がいると知った時は当に驚いた。 私が不者について知ったのは、弁護士である秋山佳胤(よしたね)さんの著書だった。 秋山さんは、正確に言えば完全な不者ではなく、「仕事上の付き合いで事をすることもある」という、言わば究極の少者だ。 もともとはボクシングだったか空手だったかを嗜んでおり(うろ覚えですみません)、人一倍べる方だった秋山さん。奥様にも、栄養バランスを考えたタンパク質多めの事を用意するようにとお願いしていて、弁護士としてのお仕事の傍ら、身体を鍛えることを大切にしていたそうだ。 それがあるきっかけで不者の生活を知り、ご自身で実践。不生活の素晴らしさを身をもって知ったとのこと。日には何名かの不者がいるそうだけれど、そのうちのおひとり、森美智代さんに秋山さんは会

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  • 子どもが親に望むこと - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。子どもが親に望むこと。 親には余裕が必要である 先日読んだブログに、「子どもがいるなら、父親か母親のどちらかは専業であるべきだ」というような内容のものがあった。 「子どもがいながらフルタイムで働いていると、自宅にいる時間は親にとっては戦争だ。嬉しかったことや悲しかったことなど、子どもがその日の出来事を親に話したくても、親が忙しそうにしていると遠慮して話すのをあきらめてしまう。親には子どもの心の声を受け止められるだけの余裕が絶対に必要だ」 うろ覚えだけれど、こんな内容の記事だったと思う。 今の時代にこれを言ったら共働き世帯からボコボコにされそうだけれど、私も概ね同感だ。平日は時間に追われて過ごし、休日は親が疲れ果てているのを見て過ごし、長期休暇は学童に行かされる。現代の子ども達は日々のストレスがすごそうだな、と思う。 バレエ教師をしていた時、生徒さんのお母さんのほとんどが専業主

    子どもが親に望むこと - ふたり暮らし
    ikegon4547
    ikegon4547 2024/02/03
    専業主婦が当たり前の時代でした。男の子二人、小学生の時、家に帰って来ると”お母さんは?”と言い。 親父になった大人になっても言います。
  • グージェール作り。 - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。グージェール作り。 ワインのお供にグージェール 先日、夫が連休だったのでグージェールを作った。 グージェールというのは、クリーム無しの甘くないミニシューのことで、ワインのお供としてよく登場する。材料は卵・バター(植物油)・小麦粉(米粉)・水・塩(お好みでチーズやベーコンなど)のみで、調理時間は焼きも含めて1時間弱。気合いさえあればいつでも作ることができる優秀なおつまみだ。少し前までは自宅で作ろうなんて考えたこともなかったのだけれど、たまたまレシピを知り、思いのほか簡単そうだったので家飲みおつまみのレパートリーに加わった。 ポテサラとグージェールを私が作り、きのこのマリネと大量のサラダを夫が担当。グージェールはそのままべても良し、ポテサラを詰めても良し、マリネを詰めても良し、サラダを詰めても良し。中が空洞だからいくらでもべられるわーなんて思っていても、おかずを詰めてべてい

    グージェール作り。 - ふたり暮らし
  • 素直でいると楽 - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。素直でいると楽。 「しっかりしていた」子ども時代 見た目がそう思わせるのか、私はなぜか昔から「しっかりしてそう」「落ち着いてそう」と言われることが非常に多い。 たしかに、中学生くらいまでは「しっかりした子」で通っていたように思う。赤ちゃんの頃から家族ぐるみで親しくしていた幼馴なじみが、きかん坊(女の子だけど)を絵に描いたような子だったため、私はその隣でいつも「しっかりして」いた。 私のほうが年下だったけれど、お菓子を選ぶ時もおもちゃを選ぶ時も、いつもその子のわがままを優先してあげていたし、アイス屋さんの前で床にひっくり返って「アイス買ってーーーーー!」と大騒ぎしているその子の隣で、私はただ黙って癇癪が収まるのを待っていたりした。 「葉月ちゃんはほんとにしっかりしてる」 「葉月ちゃんは落ち着きがある」 子どもの頃は、いろんな大人たちにそう言われていた。 だから私自身、自分のこと

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  • 答えに困る質問 - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。答えに困る質問。 好きなべ物は? 先日、職場でバイトの子に訊かれた。 「葉月さん、好きなべ物ってなんですか?」 「チョコ(即答)」 「あー、お菓子かぁ」 「お菓子以外ならじゃがいも(即答)」 「(苦笑)」 なんで急にそんなこと訊くの?と言うと、その場にいた3人中2人の子にこう言われた。 「好きなべ物訊かれるのって困るんですよ」 彼ら曰く、「べ物に好き嫌いがなく基的になんでも好き」で、「その時の気分で好きなべ物が変わる」ゆえに、「好きなべ物は?」という質問は答えに困る、とのこと。 「なら、その時に一番べたいものを気分で答えたら?」と一瞬思ったけれど、一度「ハンバーグ」と答えてしまったら、その人は「ハンバーグ好きの人」として周囲に認識され、ハンバーグの気分じゃない時でも「ハンバーグ好きなんだよね?」なんて言われたりして面倒なんだろうなぁ、と悟った。 その場にいたも

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  • 着物の思い出。 - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。着物の思い出。 母の振袖 成人式で、私は母の振袖を着た。祖父が長女である母のために仕立てた着物と帯で、かなりいいものだったらしい。その振袖は、母たち三姉妹と、私と従姉妹たちそれぞれが着て、十分すぎるくらいに元をとったように思う。 母の知人にお琴のお師匠さんがいて、着物の仕立て直しもできる方だったので長年お世話になった。私と母は身長が15センチも違うのに、切ったり貼ったりせずにサイズを自由自在に変えられる着物というものに、日人の物を大切にする精神が現れているように思う。着た後は毎回ほどいて反物にしてしまっておける、というのもすごい。 40年近くのあいだ、みんなで大切に着てきた振袖だったけれど、歳の離れた一番下の従姉妹が着たのを最後に、ついに手放した。もし私に娘がいたらその子にも着せていたかもしれない。着物という文化当に素晴らしい文化だと思う。 七五三と成人式 とはいえ、私

    着物の思い出。 - ふたり暮らし
    ikegon4547
    ikegon4547 2024/01/14
    お早うございます。 義母の着物、亡くなって十数年経ち断捨離しなくては、カミさん決心しません。
  • 死ぬまでにやりたい100のこと - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。死ぬまでにやりたい100のこと。 死ぬまでにやりたい100のことリスト 映画「最高の人生の見つけ方」で話題になったバケットリスト。ほかの人のブログを読んで、いいなと思ったので真似してみることにした。 10代の頃から年間目標(主にバレエのこと)はノートに書いていたけれど、「死ぬまでに」と長期間で夢や目標を書き出してみるのは初の試みだ。すぐに100個は浮かばないので、随時更新していこうと思う。ブログはノートに書くより加筆訂正が簡単なところがすごくいい。 1         favoriteのようなバーを見つける 2         両親を今のマンションに招く 3         包丁を研ぎ直しに出す 4         犬保護施設への寄付金の増額 5         実家の断捨離 6         コの字型キッチンのマンションに住む 7         両親とディズニーシーへ

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  • 心豊かに暮らしている証 - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。心豊かに暮らしている証。 心豊かな暮らしとはどんな暮らしか 「豊かな暮らし」と聞くと、ほとんどの人が物質的な豊かさを思い浮かべるだろう。私ももちろんそうだ。お金さえあれば、人は誰でも豊かな暮らしを手に入れられる。 では、「心豊かな暮らし」はどうだろう? 同じ単語に「心」が加わるだけで、それは似て非なるものに変化する。心豊かな暮らし…。それはお金やモノという物質的なものだけでは絶対に満たされることのない暮らしだ。逆に言えば、お金やモノなどの物質的なものがなくても、誰でも心豊かな暮らしを手に入れることは可能だということだ。 私の好きなエッセイに、「もったいないという気持ちがあるのは、心豊かに暮らしている証だ」という言葉がある。 次から次へと新しいものが欲しくなる、次から次へとおいしい物をひと口ずつ齧っては残す。という行為は傍目に見てもいい気持ちはしないが、心の豊かさという視点で見

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  • マイノリティな立場を楽しめるようになった - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。マイノリティな立場を楽しめるようになった。 自分を出せなかったジュニア時代 以前の記事でも書いたけれど、昔の私は八方美人で、相手に自分の意見を言うことができない人間だった。↓ asukaze827.hatenablog.com 学生時代は「みんなと同じ」を基準にして生きていた。人と違うことをするのが嫌で、意見がぶつかることが怖かった。誰でも多少はそういうところがあると思うけれど、私はその傾向が特に強かったように思う。 バレエを習う上で、自分を出せない性格の子はとても不利だ。謙譲の美が通用するのは日だけなので、世界に出て行こうとするなら強気で積極的に前に出て行く姿勢が求められる。そのため、プロを輩出する教室はそのへんがとてもシビアで、たとえ実力があったとしても、消極的な性格の子は絶対に日の目を見ることはできない。 私は自分がレッスン生だったジュニア時代に、先生たちから積極性の

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  • ありがとうを伝えたい - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。ありがとうを伝えたい。 久しぶりのバレエ公演 クリスマスに、元教え子の最後のバレエ公演に行ってきた。音大のバレエコースに通っている子だ。定期公演はキャンパス内にある専用劇場で、音楽科の生徒さんたちによるオーケストラが入るという、なんとも贅沢な環境で毎年行われる。この学校には元教え子がふたり通っていたので、私にとってはこれが5回目の、そしておそらく最後の公演となった。 久しぶりに聴く生の演奏、すっごく良かった。感動した。私は音楽には詳しく無いので、演奏のレベルがどうとか全然わからないのだけれど、素人を感動させるには十分過ぎるくらい素晴らしい演奏だったと思う。 バレエのほうは…毎度のことながら、正直言いたいことは山ほどあった。笑 もしここにゲネプロ用のマイクがあったら、客席から口出さずにはいられないだろうと思うくらい、学生さんたちの踊りは未熟だった。国内国外の熾烈なコンクール(と

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  • 人生の半分 - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。人生の半分。 10代の自分と今の自分 先日、夫と出会って20年を迎えた。これで私は人生の半分を夫と過ごしてきたことになる。 小さい頃からバレエしかやってこなかった私が、夫と出会ったことで違う世界を知り、視野を広げることができた。10代の頃は、「バレエのない人生なんて考えられない。死んだほうがマシ」と思っていたのに、今の私はバレエとはほぼ無縁の生活をしている。そのことに、自分でも時々信じられない気持ちになることがある。 山岸凉子さんのバレエ漫画「テレプシコーラ」では、バレリーナを志していた少女が度重なる大怪我によって自分の将来に絶望し、死を選んでしまう場面がある。その訃報を聞いたバレエの先生たちのやり取りに、こんなのがある。 「馬鹿だ…!バレエだけが人生じゃないのに…!」 「俺も今だからそう言えるけど…」 「………そうだな」 私も、10代で初めてこの漫画を読んだ時は自殺した子の

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  • ぬいぐるみを手放す - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。ぬいぐるみを手放す。 ぬいぐるみは友達 ぬいぐるみやお人形を手放す時というのは心が痛む。とくに子どもの頃から一緒に過ごしてきた子は友達みたいなもの。手放さなくて済むならそうしたいと思う。 でも、ぬいぐるみやお人形はホコリもつきやすいし場所も取る。うちは子どもがいないのでもう遊んであげることもできない。とても悲しいけれど、部屋の片隅でホコリをかぶって薄汚れていくだけの存在なのは否めない。 結婚当初は棚いっぱいに並んでいた、たくさんのぬいぐるみやお人形たち。現在うちにいるのは2体だけになった。ひとつは海外から帰国した友人がお土産にくれたテディベア、そしてもうひとつは、私が生まれて初めてのクリスマスに両親から贈られたブタのぬいぐるみだ。 手放す時は必ず複数で 神社に持って行って焚き上げてもらえるサービスがあったり、ぬいぐるみやお人形を引き取ってくれる専門業者さんがあったり。世の中に

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  • 2023年に処分したもの - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。2023年に処分したもの。 捨てたものを振り返って反省する 今年もあとわずか。大がかりな断捨離はしていないけれど、今年もいろいろなものを捨てた1年だった。捨てたものを振り返り、来年へのステップに繋げたい。 今年捨てたものの中で一番の大物は、ソファ替わりにしていたフタつきの簡易ベンチだ。座面を開けると収納になっているよくあるタイプで、転勤族のわが家にとってはとても便利な家具だった。まだ全然使える状態だったけれど、夏にソファを購入したため、処分した。↓ asukaze827.hatenablog.com ソファのほかに処分した主なものたち。※赤字は買い替えたもの。 ・ワンピース3枚→1枚処分、2枚買い替え ・ニット3枚 ・カットソー3枚 ・スカート2枚 ・ジャケット1枚 ・タイツ2足 ・ブーツ2足→1足処分、1足買い替え ・夫の通勤バッグ1個 ・夫の下5足 ・夫の半袖Tシャツ1

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  • 大人になっていくこと。 - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。大人になっていくこと。 生徒さんたちの思い出 私は助教師時代を含め、15年間バレエ教師をしていた。15年の間、たくさんの生徒さんたちを見送ってきた。小さい頃から通ってきてくれていた子が、受験や進学で教室をやめていくのを見送るのは、その成長が嬉しくもあり、非常にさみしくもあった。 女の子の10代の成長は速い。ついこの前までわがままで小さな子どもだったのに、いつの間にか私より背が伸びていて、いつの間にか聞き分けが良くなっていて、いつの間にか心が大人になっている。 おしゃべりで自分勝手で無鉄砲な子どもたちに、毎日あんなに振り回されていたのに。泣き虫で甘えん坊で心配が尽きない子どもたちに、発表会当日まで手を煩わされていたのに。 気がつくとすっかりお姉さんになったみんなが、頼りない私のフォローをしてくれるようになっていた。静かに自分自身と向き合って、立派に舞台に立てるようになっていた。

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  • ふたりで生きていく - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。ふたりで生きていく。 しあわせだった子ども時代 私に子どもはいないけれど、親から子への愛情がどれほどに深く尊いものかということを、私は身をもって知っている。私のためであれば、私の両親は迷いなく自らの命を差し出すだろう、という確信があるし、子どもが困っていたら必ず手をさしのべてくれるのが親というものなのだと思っている。これはごく普通の愛情深い家庭で育った人なら、誰にでも共感してもらえることだろう。 それなのに、大人になった私は「親が自分にしてくれたことを、次は自分の子どもに…」とは思えなかった。なんでかは自分でもわからない。両親や夫にとって、いつまでも自分が一番の存在でありたいという、ただのわがままなのかもしれない。 子どもを持たないことを決めた20代後半 バレエの先生なんてものをしていたため、よく勘違いされがちなのだけれど、私はとくに子ども好きというわけではない。かといって嫌

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  • 断捨離してよかったこと。 - ふたり暮らし

    ふたり暮らし。断捨離してよかったこと。 安心して留守にできること 前回の記事の続きみたいになるけれど、今回の帰省で、私はあらためて「断捨離してよかった!」と思った。 というのも、私が実家に帰っている間に、夫がエアコンのクリーニングを頼んでくれていたのだ。帰省する数日前に、たまたまこの地域を一気に回ってくれるとかでお安くなるというチラシを見て、「近々申し込もう」と言っていたのだけれど、私は夫がまさか私の留守中に業者さんを呼ぶとは思わず、いつも通りに掃除と片づけをしてから家を出た。 二日ぶりに自宅に戻ると、夫が「エアコンクリーニングしてもらっといたよ」とサラッと報告してきたのでびっくりした。と同時に、「家の中片付いててよかったー!」と心底思った。クリーニングするにあたって、多少の家具の移動が必要だったそうだけれど、家具の後ろも日々お掃除していたおかげで、動かした家具の裏から大量のホコリが出ると

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