『ユニコーンオーバーロード』は5時間ぶっ続けで遊んでもぜんぜん足りない! ボリューム・自由度・密度が揃う“狂気的な作り込み”に時間が溶けていく 1990年代のシミュレーションRPGに大きなリスペクトを捧げる新作シミュレーションRPG『ユニコーンオーバーロード』。本作について語る前になにより伝えたいのは、予想を超える「狂気的なボリューム感」の作品であるということだ。 『十三機兵防衛圏』も手がけたアトラスとヴァニラウェアのタッグで送られる本作は、ユーザーの期待値がかなり上がっていることと思うが、その期待にばっちり応える強度を持っている。 本作の物語は、誰もが童心に返るようなときめきに満ちている。王位継承者であり主人公、解放軍を率いる若きカリスマのアレイン、彼の従者であり共に剣の腕を磨くレックスなど、スタイリッシュでリッチな現行機ならではの表現で描かれる「古き良き」を感じられるど真ん中のストーリ