衆院予算委員会は2日午前、鳩山由紀夫首相と全閣僚が出席し、基本的質疑を行い、本格論戦が始まった。首相は平成21年度第2次補正予算編成を検討する考えを表明し、財源には21年度第1次補正予算の一部執行停止に伴い捻出(ねんしゆつ)した約3兆円を活用する考えを示した。過去最高の約95兆円超に上った22年度予算概算要求には「できるだけ切りつめる必要がある。国債発行を極力抑える努力をしなければならない」と述べた。 拉致、核、ミサイルなど北朝鮮問題については「対話、強調は大事だが、北朝鮮は具体的な行動は見せていない。甘い言動を取るのは禁物だ。対話を重視しながら、あらゆる手段を通じて解決を目指したい」と強調した。 首相の政治資金収支報告書の虚偽記載問題には「国民に大変ご迷惑をかけたことを心からおわびする。まるで気が付いていなかった。痛切に反省している」と重ねて陳謝した。その上で「事務所の人と十分なコミュニ