3歳にして「ルージュの伝言」をフルコーラス歌いきれるようになってしまうほど「魔女の宅急便」が大好きな娘は、キキの様に魔法のほうきで空を飛ぶことを夢見ている。 その「ほうき熱」は、自宅の浴槽のふち、ベッドに横たわる父の脚、果ては公園の庭の通行規制用ロープなど、少しでもほうきに見立てて股がれそうな部分を見出せれば果敢にライドして「浮気なー恋を早くーあきーらめない限りー」などと歌いだすレベル。 保育園でも友達を巻き込んで、板状に積んだ積み木などの上に股がる「キキごっこ」を先導していたようで、保育士さんにキキごっこ用ほうきを新聞紙等で手作りしてもらう世話をかけるまでヒートアップしていたようだ。 そんな娘の空飛ぶほうき熱の強度に打たれた私と妻は、彼女の4歳の誕生日プレゼントとして、思う存分キキごっこに勤しめるよう本物の掃除用竹ほうきを贈ることを考え、さりげなく娘にリサーチをかけてみることに。 しかし