ブックマーク / plutocharon.hatenablog.com (32)

  • 久しぶりの投稿、ブログ再開 - 日々の栞

    みなさんお久しぶりです。なおひとです。 仕事が忙しく、バタバタしておりブログが更新できていない時期が続いておりました… 少し仕事が落ち着いてきたので投稿を再開して行きたいと思います。 最近は忙しくて、なかなか小説が読めない日々が続いている。 なんか『花束みたいな恋をした』の麦みたいな感じを想像してもらったら分かりやすいかもしれない。 そんなバタバタの日々を過ごしておりますが、大好きな佐藤正午先生の新刊『冬に子供が生まれる』をちびちびと読んで過ごしているのが今日この頃かな。 ブログの書き方も忘れつつあるが、ぼちぼちと再開したいと思います。 今更ですが、今年もよろしくお願いいたします。 冬に子供が生まれる 作者:佐藤正午 小学館 Amazon

    久しぶりの投稿、ブログ再開 - 日々の栞
    ikujineko
    ikujineko 2024/03/05
    おかえりなさいませ
  • 川端康成が中国で流行っている件について - 日々の栞

    雪国(新潮文庫) 作者:川端康成 新潮社 Amazon 「国境のトンネル」でお馴染みの作家といえば川端康成だ。 日で初めてノーベル文学賞を受賞した作家であり、代表作の『雪国』や『伊豆の踊り子』は非常に有名だ。 川端康成だが、今中国でブームになっているらしい。数多くの川端康成の作品が中国語に翻訳されている。特に『雪国』は、20以上の中国語訳バージョンがあるようだ。最近ニュースでも、中国で川端康成の作品が流行しているというのを見かけるようになった。 この記事では、中国で川端康成が流行っている理由について書こうと思う。 中国で広がる「川端康成ブーム」 なぜ川端康成がブームになっているのか? 理由①中国で川端康成の著作権が切れたため 理由②中国国内の社会情勢 中国で広がる「川端康成ブーム」 www.nhk.or.jp 中国では川端康成の出版ラッシュが続いている。川端康成の人気ぶりは社会現象にもな

    川端康成が中国で流行っている件について - 日々の栞
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    ikujineko 2023/10/12
    正直川端康成の小説の面白さがわからないのです・・・;おこちゃま過ぎるのかしら。
  • 中国のカフカ!?現代中国文学を代表する作家・残雪について紹介する - 日々の栞

    残雪 (Can Xue)という作家を知っているだろうか? 中国を代表する現代作家で、非常に独創的な作風が特徴だ。その独創的な作風から、カフカやピンチョンと並び称される作家である。 日では知名度は低いかも知れないが、現代中国文学を代表する残雪を紹介したいと思う。 残雪(Can Xue)ってどんな作家? 残雪の作品を紹介する 黄泥街 蒼老たる浮雲 カッコウが鳴くあの一瞬 突囲表演 最後の恋人 残雪(Can Xue)ってどんな作家? 残雪(Can Xue)は中国を代表する現代作家だ。 名前の読み方だか、残雪(ツァンシュエ)と読むらしい。ペンネームの由来は、「まわりの雪が消えても最後まで融けずに残っている冷たい雪」であると人が語っている。 残雪は独創的な作風が特徴の作家で、その作風はカフカ不条理文学の系譜に連なると言ってもいいかもしれない。その作風故か、カフカやピンチョンと並び称されることが多

    中国のカフカ!?現代中国文学を代表する作家・残雪について紹介する - 日々の栞
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    ikujineko 2023/09/28
    中国作家さんの作品ってなかなか読んだことないですねぇ。チャレンジしてみたいです。
  • 村上春樹の人気は?ブックメーカーを参考にして2023年ノーベル文学賞を予想してみた - 日々の栞

    もうそろそろ「村上春樹、今年こそノーベル賞受賞なるか?」というニュースを見かける季節になると思うので、一足先にブックメーカーを参照して今年のノーベル文学賞を予想したいと思う。 「村上春樹、今年こそノーベル賞受賞なるか?」というのはもはや秋の風物詩だ。 街とその不確かな壁 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 特に今年は、村上春樹が新作長編『街とその不確かな壁』を出版するなど、活動的な一年だった(まだ今年は終わっていないが)。また、ヨーロッパで最も権威がある賞の1つと言われている、スペインのアストゥリアス王女賞の文学賞を受賞するという快挙を達成している。 もうこれは、今年もマスメディアで「村上春樹、今年こそノーベル賞受賞なるか?」祭りが盛り上がってしまうのだろう。やれやれ。 少し気は早いかもしれないが、今年もブックメーカー(賭け屋)において村上春樹の人気がどうなのか確認してみた。 今年も村上

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    ikujineko 2023/09/21
  • 驚きの連続!?どんでん返しが凄いミステリまとめ - 日々の栞

    ミステリの醍醐味の1つと言えるどんでん返し。 今まで見ていた世界がひっくり返る感覚は面白いものだ。ミステリにはどんでん返しが秀逸なことで有名な作品が数多くある。そんなどんでん返しがすごいミステリを紹介したい。 十角館の殺人 / 綾辻 行人 迷路館の殺人 / 綾辻 行人 葉桜の季節に君を想うということ イニシエーション・ラブ / 乾 くるみ セカンド・ラブ / 乾 くるみ リピート / 乾 くるみ ラッシュライフ / 伊坂 幸太郎 アヒルと鴨のコインロッカー / 伊坂 幸太郎 ホワイトラビット  / 伊坂 幸太郎 ロートレック荘事件 星降り山荘の殺人 仮面山荘殺人事件 / 東野 圭吾 ある閉ざされた雪の山荘で / 東野 圭吾 向日葵の咲かない夏 『アリス・ミラー城』殺人事件 弁護側の証人 ○○○○○○○○殺人事件 十角館の殺人 / 綾辻 行人 十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講

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    ikujineko 2023/06/20
  • 第169回芥川龍之介賞の候補作を紹介する - 日々の栞

    第169回芥川賞の候補作が発表された。候補作は下記の五作品だ。 石田夏穂「我が手の太陽」(群像5月号) 市川沙央「ハンチバック」(文學界5月号) 児玉雨子「##NAME##(ネーム)」(文藝夏季号) 千葉雅也「エレクトリック」(新潮2月号) 乗代雄介「それは誠」(文學界6月号) ノミネートされた5名のうち、市川沙央、児玉雨子が初の候補入りだ。石田夏穂は2度目、千葉雅也は3度目、乗代雄介は4度目のモニメートとなっている。 芥川賞をざっくり簡単に説明すると、新人作家の純文学作品に与えられる文学賞だ。文学賞の中で一番有名な賞だろう。純文学というと定義が難しいのだけれど、芥川賞に限っていえば、「文學界」・「新潮」・「群像」・「すばる」・「文藝」の五大文芸誌に掲載された作品が候補の対象となる。候補の作品となる小説の長さは中編程度が多い。 以下作品の詳細について書いていく。 そもそも芥川賞とは? 第1

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    ikujineko 2023/06/17
  • 村上春樹がアストゥリアス皇太子賞の文学部門賞を受賞した件について - 日々の栞

    www.jiji.com 村上春樹がアストゥリアス皇太子賞の文学部門を受賞したというめでたいニュースが入ってきた。スペインの文学賞・アストゥリアス皇太子賞は、ヨーロッパで最も権威がある賞の1つで、日人作家が文学部門で受賞したのは初めてのようだ。 この記事では、村上春樹が受賞したアストゥリアス皇太子賞について書きたい。 アストゥリアス皇太子賞って何? なぜ村上春樹がアストゥリアス皇太子賞の文学部門賞を受賞したのか 世界中の文学賞を席巻している村上春樹 村上春樹ノーベル文学賞候補か?祭りの燃料にされそうな予感 アストゥリアス皇太子賞って何? アストゥリアス皇太子賞とは、アストゥリアス(スペイン王太子)が主宰するスペインの賞だ。この賞は、「スペインのノーベル賞」とも呼ばれていて、ヨーロッパで最も権威がある賞として知られている。 表彰しているのは、コミュニケーションおよびヒューマニズム部門、社会

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    ikujineko 2023/06/14
  • 第169回芥川龍之介賞の候補作を予想する - 日々の栞

    六月になったということで、もうすぐ芥川賞の候補作が発表される。恒例行事にはなってきたが、芥川賞の候補作を予想してみた。上半期で印象に残った小説推したい小説を中心に挙げている。 芥川賞をざっくり簡単に説明すると、新人作家の純文学作品に与えられる文学賞だ。文学賞の中で一番有名な賞だろう。純文学というと定義が難しいのだけれど、芥川賞に限っていえば、「文學界」・「新潮」・「群像」・「すばる」・「文藝」の五大文芸誌に掲載された作品が候補の対象となる。候補の作品となる小説の長さは中編程度が多い。 結論から言うと、千葉雅也「エレクトリック」、朝比奈秋「あなたの燃える手で」、永井みみ「ジョニ黒」、乗代雄介「それは誠」、九段理江「しをかくうま」あたりが候補になると予想した。 以下作品の詳細について書いていく。 そもそも芥川賞とは? 第169回芥川龍之介賞の候補作の予想 千葉雅也「エレクトリック」(新潮 2

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    ikujineko 2023/06/13
  • 文學界6月号が豪華すぎる件について - 日々の栞

    文學界2023年6月号(創作 乗代雄介「それは誠」 九段理江「しをかくうま」 文藝春秋 Amazon いつもの恒例行事として5大文芸誌の内容を見ていたのだが、文學界の6月号のラインナップがとても豪華だったので紹介したい。 注目したいのは、乗代雄介「それは誠」、九段理江「しをかくうま」だ。 乗代雄介と九段理江ともに芥川賞候補になっている注目の若手作家だ。 乗代雄介は「旅する練習」や「物の読書家」といった作品を出版している。 今回文学界で発表した「それは誠」は下記の内容であるようだ。 地方の高校生・佐田は修学旅行で訪れた東京で同級生とある冒険に挑む。青春のきらめきを描く、著者の集大成 高校生たちの冒険ということで、前作の「皆のあらばしり」がおもい出される。 この作品は芥川賞候補の最有力作品になりそうだ。 九段理江「しをかくうま」も内容が気になる。 乗れ。声はどこからともなく聞こえた。乗れ。過

    文學界6月号が豪華すぎる件について - 日々の栞
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    ikujineko 2023/05/09
  • コミカルなウディ・アレン流サスペンス / 『タロットカード殺人事件』 ウディ・アレン - 日々の栞

    『マッチポイント』を観た後に鑑賞したので、こちらもシリアスなサスペンスかと思いきや、シニカルなユーモアに溢れたいつものウディ・アレン作品だった。まさにコミカルなウディ・アレン流サスペンス。主演女優は『マッチポイント』に引き続き、スカーレット・ヨハンソン。スカーレット・ヨハンソンは『マッチポイント』・『タロットカード殺人事件』・『それでも恋するバルセロナ』と立て続けにウディ・アレン作品に登場している。スカーレット・ヨハンソンはこの頃のウディ・アレンにとって新たなミューズだったのかもしれない。ここ最近では『マジック・イン・ムーンライト』・『教授のおかしな妄想殺人』でエマ・ストーンが起用されている。 映画の舞台はロンドン。ジャーナリズムを専攻する女子大生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)は、鑑賞したマジックショーでシド(ウディ・アレン)のマジックの手伝いをすることになる。マジックボックスの中に

    コミカルなウディ・アレン流サスペンス / 『タロットカード殺人事件』 ウディ・アレン - 日々の栞
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    ikujineko 2023/05/05
  • 案外知らない!?東野圭吾の隠れた名作ミステリ3選 - 日々の栞

    東野圭吾は、ガリレオシリーズや加賀恭一郎シリーズでお馴染みの大人気ミステリー作家だ。知らない人は恐らくいない。 東野圭吾は、ガリレオシリーズの『容疑者Xの献身』で直木賞を受賞している。『容疑者Xの献身』は当に傑作だ。他に有名な作品を列挙してみると『白夜行』とか『秘密』がある。映画化もよくされていて、『真夏の方程式』や『ラプラスの悪魔』が公開されている。 そんな大人気作家・東野圭吾だが、世間的にはマイナーだけど面白い小説を紹介していこうと思う。格ミステリが好きな人に特におすすめしたい。 仮面山荘殺人事件 ある閉ざされた雪の山荘で 名探偵の掟 仮面山荘殺人事件 仮面山荘殺人事件 (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 講談社 Amazon 八人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた八人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに一人が殺

    案外知らない!?東野圭吾の隠れた名作ミステリ3選 - 日々の栞
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    ikujineko 2023/05/03
    名探偵の掟大好きです。東野圭吾の作品の中で一番好きです。
  • ミステリ界の一発屋!?一作だけの幻のミステリ作家まとめ - 日々の栞

    一時的にのみ活躍を見せた歌手や芸人を一発屋と読んだりする。一発屋というと芸人のイメージが強いかもしれない。 だが、ミステリ作家にも一発屋はいる。インパクトのあるトリックでデビューしたものの、その後の作品が続かない作家のことだ。 この記事では、デビュー作で爪痕を残したものの次回が出ていない作家を紹介する。 『消失!』 / 中西 智明 『火蛾』 / 古泉 迦十 『ヴィーナスの命題』 / 真木 武志 『予告された殺人の記録』 / 高原 伸安 『鬼に捧げる夜想曲』/ 神津 慶次朗 『消失!』 / 中西 智明 消失! (講談社文庫) 作者:中西 智明,菊地 信義,辰巳 四郎,Yoshi 講談社 Amazon 高塔市―赤毛の人々が数多く住む奇妙な街で、その事件は起こった。美しい赤毛の持ち主ばかりを次々に殺害し、忽然と「消失!」する黒ずくめの男の謎。痕跡ゼロ、関連性ゼロの完全犯罪に名探偵新寺仁が挑む!ミ

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    ikujineko 2023/03/23
  • 意外すぎる!?芥川賞を受賞していない有名作家まとめ - 日々の栞

    芥川賞といえば純文学の登竜門的な賞だ。 純文学で優れた新人に与えられる賞で、安部公房や大江健三郎、中村文則、平野啓一郎、川上未映子、綿矢りさ、阿部和重など数多くの有名作家が受賞してきた。 実力のある作家に賞を与えて世に送り出してきた芥川賞だが、一部の作家は正当に評価できていなかったという声もある。実力はあるが、意外にも芥川賞を受賞していない作家もいるのだ。 かつて選考委員だった池澤夏樹は、「かつて芥川賞は村上春樹、吉ばなな、高橋源一郎、島田雅彦に賞を出せなかった。」というコメントを残している。 そんな実力があるが芥川賞を受賞してない有名作家を紹介したい。 芥川賞とはどんな文学賞? 芥川賞を受賞していない作家 太宰 治 中島敦 三島由紀夫 津島佑子 村上春樹 高橋源一郎 島田雅彦 山田詠美 吉ばなな 松浦理英子 舞城王太郎 芥川賞とはどんな文学賞? 芥川賞全集 第十一巻 作者:村上 龍,

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    ikujineko 2023/03/23
  • 社会現象にも!話題になった芥川賞受賞作品まとめ - 日々の栞

    芥川賞といえば純文学の登竜門的な賞だ。 純文学で優れた新人に与えられる賞で、安部公房や大江健三郎、中村文則、平野啓一郎、川上未映子、綿矢りさ、阿部和重など数多くの有名作家が受賞してきた。 芥川賞は文学賞の中でも特に有名な賞である。それもあって、受賞作がベストセラーになったり、社会現象になったことも数多くあった。 歴代の芥川賞受賞作品の中でも、特に話題になった受賞作品について紹介したい。 芥川賞とはどんな文学賞? 社会現象・話題になった芥川賞受賞作品の紹介 太陽の季節 / 石原 慎太郎 されどわれらが日々 / 柴田 翔 赤頭巾ちゃん気をつけて / 庄司 薫 限りなく透明に近いブルー / 村上 龍 僕って何 / 三田 誠広 エーゲ海に捧ぐ / 池田 満寿夫 蹴りたい背中 / 綿矢 りさ 蛇にピアス / 金原 ひとみ abさんご / 黒田 夏子 火花 / 又吉 直樹 コンビニ人間 / 村田 沙耶

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    ikujineko 2023/03/21
    こうやってみると半分くらいしか読めていなくて自分でもびっくりです。読書家だと思っていたけれど、確かに最近本に触れる機会が少ないです。芥川賞受賞作品位読む時間を作りたいと思います。
  • 『街とその不確かな壁』が待ちきれない人におすすめの村上春樹作品5選 - 日々の栞

    街とその不確かな壁 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 村上春樹の新作長編小説『街とその不確かな壁』が2023年4月13日(木)に刊行される。待ちきれない人も多いのではないだろうか。『一人称単数』といった短編集は出版されてきたが、新作の長編小説は久しぶりだ。長編だと、2017年2月刊行の『騎士団長殺し』以来、6年ぶりとなる。 『街とその不確かな壁』は、1200枚の書き下ろし新作長編小説であるようで、今から読むのが楽しみである。Twitterなどでは、村上春樹新作長編のニュースで祭り状態になっていた。 刊行が待ちきれない人のために、『街とその不確かな壁』に向けておすすめの村上春樹作品を五つ紹介したい。 街と、その不確かな壁 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 騎士団長殺し 一人称単数 図書館奇譚 街と、その不確かな壁 文學界 昭和55年 9月号 村上春樹 『街と、その不確かな壁』

    『街とその不確かな壁』が待ちきれない人におすすめの村上春樹作品5選 - 日々の栞
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    ikujineko 2023/03/14
  • 村上春樹の新刊『街とその不確かな壁』を予想する試み - 日々の栞

    www.nikkei.com 村上春樹の新作長編小説『街とその不確かな壁』が2023年4月13日(木)に刊行される。英語でのタイトルは、「The city and its uncertain walls」だ。2017年2月刊行の『騎士団長殺し』以来、6年ぶりとなる書下ろし長編である。 街とその不確かな壁 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 『街とその不確かな壁』は、1200枚の書き下ろし新作長編小説であるようだ。 村上春樹ファンのあいだでも話題になったのだが、村上春樹の幻の作品「街と、その不確かな壁」とタイトルがほとんど同じなのだ。新作長編の題名は、読点が一つ抜かれたものである。この点からも内容を予想できそうである。 また、新しい試みとして村上作品の長編では初めて刊行と同日に電子書籍も配信するようだ。 今から読むのが楽しみである。Twitterなどでは新作長編のニュースで祭り状態になって

    村上春樹の新刊『街とその不確かな壁』を予想する試み - 日々の栞
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    ikujineko 2023/03/12
  • 村上春樹の新刊が発売!『街とその不確かな壁』が楽しみすぎる件について - 日々の栞

    www.nikkei.com 読書界隈をざわつかせるビックニュースが入ってきた。村上春樹の新作長編小説『街とその不確かな壁』が2023年4月13日(木)に刊行されることが決定したのだ。新潮社から発表されたこのニュースは好きに衝撃を与えた。 街とその不確かな壁 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 『街とその不確かな壁』は、1200枚の書き下ろし新作長編小説であるようだ。2017年2月刊行の『騎士団長殺し』以来、6年ぶりとなる書下ろし長編である。タイトルや物語のテーマはまだ公表されていない。やれやれ。 また、新しい試みとして村上作品の長編では初めて刊行と同日に電子書籍も配信するようだ。 今から読むのが楽しみである。Twitterなどでは新作長編のニュースで祭り状態になっていた。 刊行が待ちきれないので、現時点でわかっている情報を書いてみようと思う。 村上春樹とは? 1200枚はどのくらいな

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    ikujineko 2023/02/05
  • 小説家の視点で名作古典作品を読みなおす / 『小説の読み書き』 佐藤 正午 - 日々の栞

    佐藤正午が名作古典を読みなおす 小説を読むことは、小説を書くことに繋がる。小説を読む中で、読者はそれぞれの解釈を行い、そのつど新たな解釈が生まれてくる。文字通り、読者の数だけ解釈がある。 この『小説の読み書き』では、佐藤正午の目線から名作古典を読みなおし、小説家視点からの小説の書き方を考えていく。読みなおす小説は夏目漱石『こころ』や川端康成『雪国』、太宰治『人間失格』、谷崎潤一郎『痴人の愛』といった有名どころの小説から、横光利一『機械』や永井荷風『つゆのあとさき』といった有名ではないが文学好きなら知っているマイナーな小説までと様々だ。それぞれの小説の文体を中心に読み解いていく。 永井荷風『つゆのあとさき』では、文章の冒頭の「女給の」という言葉に拘って評していく。夏目漱石『こころ』では夏目漱石の文体はお手のようだと評している。 佐藤正午ファンなら特に読んで欲しいのが、森鴎外の『雁』の部分だ

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    ikujineko 2023/01/26
  • バルセロナでの情熱的な恋愛模様 / 『それでも恋するバルセロナ』 ウディ・アレン - 日々の栞

    『マッチポイント』・『タロットカード殺人事件』につづいてスカーレット・ヨハンソンを主役に据えたウディ・アレン監督の恋愛映画。一筋縄では行かない大人の恋愛模様を描いた恋愛映画人生のほろ苦さや現実を突きつけてくる、ウディ・アレン監督らしい映画だ。舞台はスペインで、観ているとスペイン観光をした気分にもなれる。ここ最近、ウディ・アレン監督はイギリスやスペイン、フランスと映画を撮る場所が映画によって違うな。 いろいろややこしい大人の恋愛模様 この映画を簡単に要約すると、ひとりのスペイン人男性・アントニオを四人の女が奪い合うという話だ。こう書いてみると、昼ドラの30倍ぐらいドロドロした映画に思えるが、実際はよく分からない恋愛哲学の境地みたいなところに達していたりして、常人には理解が不能になってくる。 その境地というのが、アントニオと元マリア、新しい彼女クリスティーナの3人で関係を持つことになること

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    ikujineko 2023/01/25
  • 人生は同じところを回り続ける観覧車 / 『女と男の観覧車』 ウディ・アレン - 日々の栞

    同じところを回り続ける観覧車 映画『女と男の観覧車』国オリジナル予告編(日語字幕) ウディ・アレンの映画を観ていると、何故か観覧車を思い浮かべることがある。 ストーリーの中で、主人公の人生に劇的な出来事が起こるけれど、最終的には収まるところに収まって、結局のところ元通りになっている。そのストーリーは、素晴らしい景色が見える場所に運んでくれるが、元の場所に戻ってくる観覧車のよう。人生は簡単に変わらないという諦念を示しているのかもしれない。ウディ・アレンの最新作『女と男の観覧車』は、タイトルに観覧車とあるように、どこにもたどり着くことのできない男女とその人生の行き詰まりを描いた映画だ。軽妙なジョークが散りばめられたコメディではなく、ただただシリアスに人生の残酷さが表現されている。 (以下内容に触れます。) 時は1950 年代、主人公のジニー(ケイト・ウィンスレット)は、元女優で、今はコニー

    人生は同じところを回り続ける観覧車 / 『女と男の観覧車』 ウディ・アレン - 日々の栞
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    ikujineko 2023/01/24