体系的かつ体験的に学ばないと実践できない理由---製造業のIoT対応 メディアスケッチ 代表取締役 兼 コーデセブン CTO、サートプロIoT技術講師 伊本貴士氏 ──製造業がIoTを導入する際には、どのように進めていくのでしょうか。 伊本氏:既に述べましたが、IoTには[1]見える化、[2]制御、[3]効率改善(QCD)の自動化、の3段階があります。IoTの導入担当者はこれらを段階的に進めていきます。 まずは見える化のために情報(データ)を収集します。あらゆるデータを取る。理想は、IoTにおけるビッグデータのデータベースがあるとすると、工場のデータや環境のデータ、人事・労務のデータ、経理のデータなどあらゆる種類のデータを収集し、あらゆる方向から分析(多次元分析)して役立つデータ(改善や効率化のデータ)を発見する。そして、それを使った効率改善を自動化していくことにあります。 ただし、ある程