なお、健康影響が心配なマイクロプラスチック汚染として、今年になって、ペットボトルの飲料水にマイクロプラスチックが混入しているという研究が発表され、ニュースになった。 それによると、9つの国からサンプルされた259個のペットボトル飲料水のうち、93パーセントからマイクロプラスチックが見つかったという。平均すると0.1ミリメートルを超えるものは1リットルあたり10個ほど。それ以下のものは325個。この報告を受けて、世界保健機構(WHO)が検証に乗り出している。 かなり憂慮すべき事態なのだろうか。 「これについては、結果自体正しいのかどうか、専門家の間でも意見が分かれていますね。測定の途中での汚染も結構起こりやすいんじゃないかということがありまして。同じグループが、水道水に化繊の繊維が入っているという報告もしているんですが、そういうのは室内にも漂っていますから、相当慎重に容器も含めて取り扱わなけ
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