仙石線新ルート用地と被災ルート 東松島市とJR売買へ 東日本大震災で被災し、内陸への移設が決まった宮城県東松島市のJR仙石線陸前大塚-陸前小野間について、市は28日、市有地となる新ルートとJR東日本所有の現ルートを、両者間で売買する方針を固めた。市とJRは近く、売買などを明記した協定を締結し、全線復旧を急ぐ。 売買するのは、陸前大塚-陸前小野の現ルート約6.4キロの一部と、約500メートル内陸側に移設する新ルート約3キロ。市は津波被害に遭った現ルートの価格を低く設定するよう求めている。JRは2路線の等価売買を望んでおり、調整が続いているという。 市は防災集団移転事業などを活用し、新ルートの用地を買収。造成を行った後、JRに売却する。代わりに市は現ルートの用地を買い取る。線路撤去後の買い取りを要望しており、活用策として、遊歩道やサイクリングロードが浮上しているという。 協定は4月初旬に
JR東日本の清野智社長は7日の定例会見で、東日本大震災で被災した岩手県の大船渡線(運休区間は43.7キロ)と山田線(同55.4キロ)について、現在、宮城県の気仙沼線(同55.3キロ)で導入を検討している「バス高速輸送システム」を代替案の1つとしていることを明らかにした。 バス高速輸送システムは、専用道路をバスが走る方式で渋滞がなく、停留所は鉄道の駅舎のようにする。 鉄道による復旧には1000億円以上かかるが、鉄道の軌道を利用してバス専用とすれば、国の補助金も活用できるなど整備費用が半分以下で済むという。 会見で、清野社長は「時間軸で考えると、仮復旧として考えてもよいのではないか」と述べ、地元住民に対し、同システムへの理解を求めた。 JR東管内の被災地では7区間、計320.2キロが線路が津波で損壊するなどして運休しており、バスによる振り替え輸送が行われている。
庄内町で05年12月、突風でJR羽越線の特急が脱線転覆し5人が死亡、33人が重軽傷を負った事故で、JR東日本は9日、事故を受けて厳しくしていた風速による運転規制基準を一部区間で事故前の基準に戻した。 JR東日本広報部によると事故後、羽越線では運転規制をかける風速を事故前より5メートル下げ、風速25メートルで運転中止、同20メートルで速度規制をかけることにしていた。 しかし、これまで観測地点1カ所につき1基しか設置していなかった風速計を3基に増やすことで、精度の高い風観測が可能になり、以前の基準でも運行に支障がないと判断。鶴岡市の羽前水沢-羽前大山間の4・5キロ区間で事故前と同じ風速30メートルで運転中止、同25メートルで速度規制とすることにした。他区間では引き続き風速25メートルで運転中止、20メートルで速度規制をかける。【前田洋平】
東日本大震災で被災し、不通となっていたJR仙石線の矢本~石巻間が16日、約4か月ぶりに運転を再開した。 石巻駅の仙石線用ホームに、キハ110系ディーゼルカーが入線。陸羽西線で使われた車両で、「奥の細道」「Mogami-gawa Line」のロゴも残っている 津波による線路流失や車両の損壊など、甚大な被害を受けた仙石線だが、震災から4か月で徐々に復旧しており、あおば通~高城町間ではすでに電車の運行が行われている。 キハ110系気動車の車体には、石ノ森章太郎さんが描いたキャラクターに、「今こそみんながひとつになる時」とのメッセージが入った 新たに営業を再開した矢本~石巻間では、暫定ダイヤが設定され、おおむね1時間あたり1本の運転に。同区間の変電設備が被災し、復旧のめどが立っていないため、当面はディーゼルカーが使用される。 矢本駅では代行バスに乗り換える乗客の行列ができた 東日本大震災で被災した
東日本大震災の津波で破壊され、今も運休が続くJR在来線の復旧を巡る話し合いが、自治体とJR東日本の間で始まった。今後は津波の被害を受けないよう、内陸部へのルート変更も検討されているが、莫大(ばくだい)な費用が必要なことや、路線や駅ごとに被災状況が異なることなどから、再建への道筋は定まっていない。【川上晃弘】 運休中のJR線は、青森、岩手、宮城、福島県の太平洋沿岸を走る常磐線や石巻線など7路線。延べ60キロの線路が流失し、女川駅(石巻線)など23の駅舎が流された。沿線自治体とJR東は5月から、路線ごとに意見交換する「復興調整会議」を順次スタートさせている。 最大の課題は、資金を誰が負担するかだ。 JR東の清野智社長は4月の定例会見で、「責任を持って復旧させる」と明言した。同社は国土交通省に用地確保など復旧に向けた公的支援を要請。国や自治体の協力のもと、鉄道の再建を進める方針を固めている。 被
トンネルの中からようやく出た三陸鉄道の車両=岩手県大船渡市で2011年6月24日午前11時5分、小川昌宏撮影 岩手県の第三セクター、三陸鉄道の南リアス線(釜石-盛<さかり>、36.6キロ)で24日、大震災で鍬台トンネル(全長3096メートル)内に取り残されたままだった車両1両が、約3カ月半ぶりに外の光を浴びた。 トンネルは釜石-大船渡市間にあり、震災直後に車両が緊急停止し、レールがゆがんだため、動けなくなっていた。6月21日からレールが整備され、この日は自走で吉浜駅までの約2.5キロを移動した。南リアス線は全面運休をしているが、三陸鉄道は「運転再開に向けた第一歩」としている。【円谷美晶】
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久慈の車両基地から陸送され、トレーラーから線路に移動される三陸鉄道の車両=岩手県宮古市で2011年5月28日午前11時25分、兵藤公治撮影 津波で一部の線路や駅が流失した岩手県の第三セクター・三陸鉄道北リアス線(宮古-久慈間、71キロ)で28日、北端の久慈車両基地(久慈市)などで被災を免れた11両のうち2両を専用トレーラーで陸送し、南端の宮古駅(宮古市)へ運ぶ作業が始まった。 北リアス線は、真ん中に当たる陸中野田-小本間が不通で、南側の宮古-小本間(25.1キロ)と北側の久慈-陸中野田間(11.1キロ)で部分運行している。南側には1両しかなく朝夕の混雑解消が課題になっていた。 車両は長さ18.5メートル、重さ32トン。車体と台車に分け、26日から専用トレーラーに積んで陸送した。28日は宮古駅近くの線路で大型クレーンを使い、トレーラーから台車を降ろして車体を載せた。29日に2両目の移送作業を
JR東日本は19日、25日から運転を再開する東北新幹線東京-仙台間の運行計画を発表した。この区間は全車指定席の「はやて」と一部指定席の「やまびこ」を44往復する。 また、東京-山形・新庄間は一部指定席の「つばさ」を15往復、東京-小山・那須塩原・郡山間はグリーン車を除き全車自由席の「なすの」を15往復する。仙台以北は、在来線の東北線で仙台-一ノ関間を臨時快速列車が6往復する。 28日乗車分までの指定席は23日午前11時から発売する。 一方、JR貨物は19日、東北線の21日からの運転再開に伴い、仙台-盛岡貨物ターミナル間の定期輸送を開始すると発表した。上野-盛岡間の東北線全線でコンテナ列車の直通運転が可能となり、被災地向けの緊急物資の速達性が高くなる。 1日当たりの定期列車は▽本州各地-北海道間15往復▽本州・九州各地-盛岡・青森地区間4.5往復。被災地向けコンテナ列車は▽仙台地区-北海道間
鉄道業界が怯える消耗部品の調達難、JR西に続く運行本数削減はあるか【震災関連速報】(1) - 11/03/25 | 12:13 JR西日本が4月2日から始める在来線の運行本数削減策が、鉄道業界に波紋を呼んでいる。東日本大震災の影響で、鉄道車両のモーターに使う「直流電動機ブラシ」と呼ぶ消耗部品の調達が困難になったことが要因だが、問題はJR西日本1社にとどまらず、日本の鉄道業界全体にも広がりかねない事態が想起されている。 JR西日本の在来線車両は約4700両のうち、半分を占める約2300両に直流電動機ブラシが使われている。電動機ブラシは直流モーターを回転させるために電気を流す役割を担う。回転部に接触してどんどん摩耗するため、一定の使用期間を過ぎれば交換しなければならない消耗部品である(写真)。 最新の電車はブラシレスモーターを使った車両が多いが、一昔前の旧型電車は直流モーターを使っているた
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