ビーチング・アックス(英語: Beeching Axe、ビーチングの斧)は、1960年代にイギリス国鉄の収支改善を目的としたイギリス政府の取り組みに対する非公式の名称である。ビーチングという名は当時のイギリス国鉄総裁で報告書「イギリス国鉄の再建」 (The Reshaping of British Railways) の主著者であったリチャード・ビーチング(英語版)に由来している。この報告書では貨物輸送の新形態や幹線旅客輸送の近代化も提案されているが、輸送量の少ない不採算路線の機械的な廃止と、残る存続路線においても各駅停車と小駅の廃止を提言したことで知られる。 この報告書は、道路輸送の拡大で1950年代から鉄道輸送に大きな損失が発生し始めたことへの対策であった。1955年の鉄道近代化計画の実施後も根本的には改善せず、イギリス国鉄を悩ませ続けていた[1]。ビーチングは、大胆な措置が将来の損失
日立が納入した英国の高速鉄道向け車両(日立製作所提供) 日立製作所製の車両を使う英国の高速新線(CTRL)が14日、正式開業した。鉄道発祥の地・英国で日本メーカーの鉄道車両が運行されるのは初めてという。日立は英国でほかにも1兆円規模の新規案件を控えており、海外展開の拡大を急ぐ。 14日にロンドンで開通式があった。新線は、ロンドンと南東部アシュフォードの間の約85キロ。最高時速は225キロで37分で結ぶ。従来は83分かかっていた。日立はアルミ製車両174両を納入。2012年のロンドン五輪では競技場へのシャトル便にも使われる予定だ。7年間の車両の保守と合わせて受注額は約700億円という。 日立は、英国の幹線鉄道の車両更新事業「インターシティ・エクスプレス・プログラム(IEP)」でも今年2月に優先交渉権を獲得。10年3月末までの正式契約に向けて交渉中だ。実現すれば、最大で約1400両の車両
日立製作所は20日、英国の民間鉄道会社に納入する鉄道車両すべての引き渡しが完了したことを明らかにした。17日までに174両すべてが英南部のサウサンプトン港に到着した。 同車両は、ロンドンと英南東部のアシュフォードを結ぶ「ドーバー海峡トンネル連絡線」を走る“新幹線”。平成17年に英運輸省などと総額700億円で、納入と保守点検の契約を結んだ。現在、試運転中で12月から営業運転を開始する。 日立は、今年2月にも、英建設大手などと共同で、高速鉄道車両を最大1400両納入する契約の優先交渉権を獲得している。同社は、受注が正式に決まれば、現地に組立工場を建設する計画だ。
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