2011年5月24日のブックマーク (3件)

  • 今週の詩 | 夏の歌    蒲原有明

    薄ぐもる夏の日なかは 愛欲の念(おもひ)にうるみ 底もゆるをみなの眼(め)ざし、 むかひゐてこころぞ悩む。 何事の起るともなく、 何ものかひそめるけはひ、 執(しふ)ふかいちからは、やをら、 重き世をまろがし移す。 窓の外(と)につづく草土手。 きりぎりす気まぐれに鳴き、 それも今、はたと声絶え、 薄ぐもる日は蒸し淀む。 ややありて茅(かや)が根を疾(と)く 青蜥蜴(あおとかげ)走りすがへば、 ほろほろに乾ける土は ひとしきり崖をすべりぬ。 なまぐさきにほひは、池の 上(うは)ぬるむ面(おも)よりわたり、 山梔(くちなし)の花は墜(お)ちたり、―― 朽ちてゆく「時」のなきがら。 何事の起るともなく、 何ものかひそめるけはひ、 眼(ま)のあたり融(と)けてこそゆけ 夏の雲、――空は汗ばむ。 蒲原有明の『夢は呼び交す』には、思わず書き写したくなることばが、あちらこちらに見える。たとえば、いわく

    ima-inat
    ima-inat 2011/05/24
    何事の起こるともなく/何ものかひそめるけはひ/執ふかいちからは、やをら/重き世をまろがし移す
  • 田村隆一

    ima-inat
    ima-inat 2011/05/24
    四千の日と夜
  • 第45回 イデオロギー | 10分でわかるカタカナ語(三省堂編修所) | 三省堂 ことばのコラム

    どういう意味? 「観念形態」「意識体系」のことです。また、「政治的意見」や「思想傾向」をさすこともあります。 もう少し詳しく教えて イデオロギー(Ideologie)はドイツ語から来ています。「社会集団や社会的立場(国家・階級・党派・性別など)において思想・行動や生活の仕方を根底的に制約している観念・信条の体系。歴史的・社会的立場を反映した思想・意識の体系」を意味します。また、「特定の政治的立場に基づく考え」をさします。そのほか、俗に「空理空論」という意味で揶揄(やゆ)的に用いられることもあります。 どんな時に登場する言葉? ジャーナリズムや政治歴史、思想などの領域に頻出します。どちらかというと、人文系の言葉でしょう。哲学や社会学などの学術領域では専門用語として、限定された意味で用いられることがありますので注意が必要です。 どんな経緯でこの語を使うように? マルクスとエンゲルスが著した『

    第45回 イデオロギー | 10分でわかるカタカナ語(三省堂編修所) | 三省堂 ことばのコラム
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    ima-inat 2011/05/24