皆さんと違って私が歩いてきた道は、名門高校から東大に一直線に進むようなエリートの人生ではなく、たいへんな回り道でした。しかし、その回り道人生から得られた教訓は、人間の可能性は本当に無限だということです。 私が生まれた所は、熊本県の小さな村です。昔は稲田村と言っておりましたから、村の風景が想像できると思います。私は高校を卒業するまで一度も勉強した思い出がありません。全然勉強をしないものですから、高校時代は大変な落ちこぼれで、同級生220人中200番台の成績でした。私の高校時代の姿から、誰も私が東大教授になるとは思わなかったでしょう。 勉強はしませんでしたが、本は誰よりたくさん読みました。これが後になって私の人生に影響を与えたように思います。自分の経験していないこと、知らない世界を本によって想像する。それがいつしか自分の夢につながっていったのではないかと思います。 少年時代は3つの夢を持ってい
日本人は英語ができないことを、疑う者は少ないだろう。 その理由を簡単に調べてみたところ歴史的背景から言語学上の違い、果ては脳科学まで言い訳がズラリと並んでいる。 だが海外で語学学校を経営している方にお話を伺うと、全く違う回答が出てきた。日本では「先生も英語ができないから、生徒も英語ができるわけない」というのだ。 確かに少し前、高校の英語教員でもTOEICスコアが620点しかないと話題になった。データソースをもう少しマトモな国の調査に拠っても中学教員で730点超えは3割を切る。あれだけ単語や文法の授業をみっちりやる教育を受けているにも関わらず、なぜ教師のスコアが惨憺たる結果になってしまうのか? とさらに経営者へ質問してみたところ「発音ができないんです。発音ができなければ、TOEICのスコアも上がらないので」と即答された。 発音ができなければ、TOEICのリスニングスコアが取れない 「発音がで
オオグソクムシ、都内で食えるってよ 「オオグソクムシ、食べませんか?」 編集部の隅で深海生物のようにひっそりと仕事をしている筆者のところに、突然の連絡が舞い込んだ。 オオグソクムシといえば、近年テレビやインターネットで人気を博している深海生物。それを食べさせようというのが、東京は高田馬場にある「米とサーカス」。ワニやダチョウ、シカの肉が食べられるジビエで有名なお店だ。 なお、筆者はここで「昆虫」を食べた経験がある。 米とサーカスは4月15日から、深海生物専門漁船「焼津 長兼丸」と協力し、深海生物を料理として提供する「春の深海祭り」を期間限定で開催(5月15日まで)。水揚げしたオオグソクムシ、深海ガニ、ヌタウナギなどを使用したメニューを提供する。
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