2017年9月末、アメリカ海兵隊の「オスプレイ」の事故が相次ぎました。安全性への懸念が根強い同機ですが、これまでのデータからはどのような実態が浮かび上がるのでしょうか。 事故相次ぐ「オスプレイ」 実際のところは…? 2017年9月29日(金)、ISIL(イスラム国)に対しシリアで作戦中だったアメリカ海兵隊MV-22B「オスプレイ」が墜落しました。また同日、日本では新石垣空港において同機が緊急着陸しました。 かねてより日本国内では「オスプレイ」が欠陥機であり事故が多いのではないかという根強い懸念があります。なぜ「オスプレイ」の事故は多いのでしょうか。 アメリカ海兵隊のMV-22「オスプレイ」(画像:アメリカ海兵隊)。 アメリカ陸海空軍・海兵隊の軍用機は合計で1万機を超えるため、じつはかなりの件数で墜落ないし不時着による全損事故が発生しています。もしこれら米軍機すべての機種が「オスプレイ」と同