インドの首都ニューデリーで、映画館の外に提示された映画『カシミール・ファイルズ』のポスター(2022年3月21日撮影)。(c)Sajjad HUSSAIN / AFP 【4月16日 AFP】インドで先月公開された映画『カシミール・ファイルズ(Kashmir Files)』が、ヒンズー至上主義者の少数派イスラム教徒に対する憎悪をかき立てている。 作品は、インドがパキスタンと領有権を争う北部カシミール(Kashmir)地方を舞台にしたもの。1989~90年に、インドの実効支配地域に住んでいたヒンズー教徒数十万人が、イスラム武装勢力から逃れる様子を詳細に描いている。 ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相お墨付きの映画で、すでに今年の興行収入ランキングの上位に入っている。 複数の州が『カシミール・ファイルズ』に対する税を免除しチケット代が安くなった他、州によっては警察官や公務員が映