英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860) 作者:今井 むつみ発売日: 2020/12/19メディア: 新書この『英語独習法』は、認知科学や発達心理学を専門とする今井むつみによる、認知科学の観点から考えた最強の英語学習について書かれた一冊である。『「わかりやすく教えれば、教えた内容が学び手の脳に移植されて定着する」という考えは幻想であることは認知心理学の常識なのである。』といったり、多読がそこまで良くはない理由を解説したり、一般的に良しとされる学習法から離れたやり方を語っている。 特徴としては、「何が合理的な学習方法なのか」を披露するだけではなく、「なぜそれが合理的なのか」という根拠を説明しているところにある。だから、これを読んだらなぜ一般的な英単語の学習法(たとえば、英単語と日本語の意味を両方セットで暗記していく)が成果を上げないのか、その理屈がわかるはずだ。認知科学のバックボーンから出
応援の人類学 社会一般 丹羽 典生(編著) A5判 332ページ 並製 定価 3400円+税 ISBN978-4-7872-3481-0 C0036 在庫あり 書店発売日 2020年12月23日 登録日 2020年10月20日 紹介大学応援団の変遷、プロ野球の私設応援団の実態、伝統芸能とアイドルに熱狂する忘我現象などをフィールドワークに基づいて分析し、応援する人とされる人の世界を考察する。応援文化を多角的に描いて、「他者によって自分の存在を確認する行為」を検証する。 解説ひいきのプロ野球チームを熱烈に応援して勝敗に一喜一憂し、アイドルを追っかけてオタクの生活に浸る。応援団のリードに手拍子を合わせる。応援団としてファンを統制する。 他者を激励して成功を自分のものとし、失敗を自分の責任のように背負い込む応援するという行為を、どういう心性が支えていて、生活にどのように位置付けているのだろうか。
健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて 作者:熊代亨発売日: 2020/07/09メディア: Kindle版 おかげさまで、『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』は重版となりました。8月10日現在、Amazonでは売り切れ状態となっていますが、前より本屋さんで取り扱っていただけているので、本屋さんで見かけた折には、是非手に取ってみてやってください。 この本は、私が書きたかったことを85%の純度で書けた稀有な本なので、私自身、再読するとつい面白いと感じてしまいます。ですがその面白さの大半は、参考にした書籍や文献の面白さに由来するものだと思っています。 宣伝もかねて、今日は『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』の参考文献から興味深いもの・恩義を感じているものをいくつかご紹介します。どれも、当該分野について興味を持っている人ならきっと楽しめ
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I had the idea for The Ickabog a long time ago and read it to my two younger children chapter by chapter each night while I was working on it. However, when the time came to publish it, I decided to put out a book for adults instead, which is how The Ickabog ended up in the attic. I became busy with other things, and even though I loved the story, over the years I came to think of it as something
はてブで話題。 togetter.com この賛否は、はてブでも活発なので、そっちにまかせる。「検査の数や範囲はどうすべきか」の論はすごく興味深いんだけど、ただ上を引用したのはそっちではなく「今回のコロナウイルス感染に関して、各国の防疫・医療のもろもろは多いに比較検討すべし」というところです。それに勝手なナショナリズムやら親・反政権とか、そういう余計なものがくわわって歪む可能性もあるが、まずはそこ、「各国の手段を大いに比較すべし」といくことだけ確認したい。 たとえば、ベトナムは今、一応中国と国境を接しているのに感染が数十人レベルで「成功」を自認しているとか。 で、本題です。最初の段階から結構着目してて、はてブでも断片的に書いてた気がするけど、検査の数は置いておいて… ・感染者が見つかった時、その感染者の行動をトレースする。 ・感染が起きたクラスタを特定する。 ・その情報を公開する というの
タヤップ語。それは、パプアニューギニアの熱帯雨林の奥深くにある小さな村で話されている言語である。そして、その言語はいままさにこの世界から消え去ろうとしている。 「言語はなぜ消滅してしまうのか」。1980年代、当時大学院生だった本書の著者は、その謎を明らかにしたいと切望し、単身で熱帯雨林の奥地に潜り込む。当時、どんな地図にも載っておらず、そこを訪れた白人もほとんどいなかった、湿地の村ガプン。その村では、非常に古い歴史を有した言語が、ごくわずかな村人たちによって話されていた。本書は、その言語と村人たちの行く末を30年にわたって追跡した研究書であり、ルポルタージュである。 先に明かしてしまうと、本書のおもしろさは次の2点にある。まずひとつは、言語研究の本来的な務めとして、ひとつの言語の消滅過程をしっかり記録していること。そしてもうひとつは、奥地での仰天話あり、九死に一生のエピソードありで、全体と
In this month’s Teacher’s Corner, we look at several new literacies: instant messaging, comics and graphic novels, short-form videos, and podcasting. Find strategies for combining multimodal materials with modes of communication to create authentic online communicative activities … incorporating digital multimodal composition into English language classes … adding innovative, instructive twists to
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