今から15年前、2009年10月、ひとりのアーティストがこの世を去った。〝トノバン〟の愛称で親しまれた加藤和彦さんだ。1960年代から日本の音楽シーンを切り開いてきた音楽家の半生をたどるドキュメンタリー映画「トノバン 音楽家加藤和彦とその時代」が31日に公開される。その監督を務めた。 「きっかけは高橋幸宏さんなんです。僕の前作にあたる映画の初号試写後の打ち上げで、幸宏さんが『加藤さんって、もう少し評価されてもいいよね』って話していたんです。それがずっと引っかかっていて、改めて加藤さんの本を読んだり、CDを聴き直したりして調べてみたら、やっぱりすごい人で…。映画になるんじゃないかなと」 映画では、ザ・フォーク・クルセダーズでデビューした67年前後から、70年代のサディスティック・ミカ・バンドを経て、80年代初頭までの「ヨーロッパ三部作」(アルバム「パパ・ヘミングウェイ」などの3作)までの加藤
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