台湾の議会、立法院で与野党の対立を背景に双方の議員合わせて50人がリコール=解職請求の対象になるという異例の事態となっています。頼清徳総統は、中国への対応などをめぐって協力を呼びかけていますが、対立がおさまる見通しはたっていません。 台湾の議会、立法院では、議員に当たる立法委員113議席のうち、最大野党の国民党が52議席をもつなど、野党が多数を占め、少数与党の民進党は、厳しい政権運営が続いています。 民進党は、野党の立法委員のリコール=解職請求が数多く成立すれば、今後、過半数の議席を確保できる可能性があることから市民団体が19日、台北で大規模な集会を開きました。 この中では、リコールの賛否を問う住民投票に向けて有権者の署名を集めました。 一方、野党側も与党議員のリコールを目指し署名を呼びかけるなど、与野党の対立が激しさを増しています。 中央選挙委員会によりますと、署名活動の対象となっている
