性別に関係なく制服を選べるようにすることを求め、都立の中高一貫校に通っていた元生徒が、およそ1万人余りの署名を都の教育委員会に提出しました。 署名を提出したのは、ことし春に都立の中高一貫校を卒業した元生徒です。 この元生徒は、戸籍は男性ですが心と体の性別が一致しないトランスジェンダーで、通っていた都立の中高一貫校では中学の課程で女子はスカートかスラックスかを選択できましたが、男子はスラックスしかなかったことから元生徒は強い違和感を持ちながらスラックスをはいて3年間を過ごしたということです。 元生徒は、学校のルールで性別によって区別することは不合理だとして、誰もが性別などに関係なく制服を選べるようにすることを訴え、去年11月からオンラインで署名を始めたところ賛同する人はおよそ1万1500人に上りました。 元生徒は9日、都庁を訪れて都の教育委員会にこの署名を提出しました。 元生徒は、署名提出に