3年以上維持されてきた新型コロナウイルスに対する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」が年内に解除されるだろうという世界保健機関(WHO)の見通しが出てきた。 【写真】中国湖北省武漢の華南水産市場 WHOのテドロス事務局長は17日の記者会見で、「新型コロナウイルスに対する非常事態宣言が解除されると年内に話せるだろうと確信する」と明らかにした。非常事態維持の可否は国際保健規定に基づき緊急委員会が3カ月ごとに再検討し、WHO事務局長が最終決定する。 直近の維持決定が1月30日になされた点を考慮すると、4月末~5月初めに非常事態解除の可否が話し合われる見通しだ。 テドロス局長はこの日、「われわれはいま大流行時期でいつになくはるかに良い状況にある」と理由を説明した。WHOのマイケル・ライアン非常対応チーム長も「われわれが季節性インフルエンザに対するように新型コロナウイルスを見るこ