千葉県教委は9日、通勤時に“キセル乗車”をしていたとして県立銚子商業高校の寺田健郎教諭(43)を懲戒免職処分にした。寺田教諭は通勤手当約100万円も不正に受給。県は不正受給の金額について精査しており、今後返還を求める。 県教委によると、寺田教諭は2013年10月から今年5月20日、週に2~3回、自宅から学校に通勤する際、最寄りのJR西千葉駅で千葉駅までの回数券を使って乗車すると、求名駅が無人になる時間帯を狙って下車。千葉-求名駅間の運賃440円分を支払っていなかった。求名駅からは、近くの無料駐車場に止めた車で学校に向かっていた。 今年3月上旬ごろからは、帰宅時も朝の回数券を使って千葉駅で下車するなどして同駅区間の運賃を逃れていた。今年5月20日朝、県警鉄道警察隊員が寺田教諭を摘発して発覚。東金署が鉄道営業法違反(無賃乗車)の疑いで捜査を進めている。 寺田教諭はさらに11年10月ごろから、実