会社設立当初の事業は、リアカーやコンベヤーなどの産業用機器の製造だった。1960~70年代に家電生産向けのコンベヤー、80年代にロボットや自動機を組み込んだカラーテレビやビデオカメラの自動組み立てラインなどに事業を拡大。90年代には、ソフトウエアも含めたブラウン管テレビなど向け生産システムを手掛けるようになった。 成長が一気に加速したのが2000年代。液晶などのパネルや半導体などにも事業分野を広げ、1980年代から手掛けていた自動車事業を拡大。今では売上高の約3分の1ずつを「自動車」、「半導体・パネル」、「家電」が占める。 株価はこの1年で約3倍 同社の存在が一般的にも知られるようになったきっかけは、株式市場での「人気」ぶりだ。2017年2月23日の株価は終値で7730円。1年前の約3倍に跳ね上がった。 世界中のメーカーから頼られる平田機工の強さとは何か。その答えの一端は、本社周辺に点在す