玩具メーカーのトカラタミー(鹿児島県)は、AI(人工知能)がカメラやセンサーを使って周囲の状況を認識し、自己判断でガレージに戻るミニカー「トミカー」を発表した。遊び飽きて出しっぱなしにしていても、勝手にガレージに戻ることから、後片付けができない子どもたちにとって朗報となりそうだ。 全長70ミリの小型車体に、実際の自動運転車に使われるものと同等の性能を持つセンサー類をつめ込んだ。正式名称は「Terminal Organized Multi Intelligent Car(ターミナル・オーガナイズド・マルチ・インテリジェント・カー)」。 同梱するガレージチップを設置すると、その位置情報をGPSで認識。室内にある他のおもちゃなどの障害物を避けながら、自動運転で駐車まで行う。子どもがトミカーで遊んだ後、飽きて放置する「出しっぱなし」状態が30分続くと、ひとりでに動き出してガレージに収まるため、散ら