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2009年8月4日のブックマーク (7件)

  • 松岡正剛の千夜千冊 : 『オデュッセイアー』 ホメーロス

  • 松岡正剛の千夜千冊 : 『歌の本』ハインリッヒ・ハイネ

  • 新訳 「悪の華」(ボードレールの詩集の訳詩)

    ★ ボードレール「悪の華」の訳詩集。原のうち、22編を選んで訳出した。数は限られているが、有名なものはすべて収まっている。 新訳 「悪の華」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ [ 修正 2003.1.10. ] ボードレール「悪の華」の訳詩集 です。 原のうち、22編を選んで訳出した。 数は限られているが、有名なものはすべて収まっている。 次の三つ(青字下線)のうち、いずれかを選択してほしい。クリックすれば、「悪の華」の訳詩をダウンロードできる。 (なるべく (2)か(3)を選んで、印刷してから 読んでほしい。) (1) HTMLファイル (47KB) (見るだけ。印刷はできない。/表示は部分的にずれるところがある。) (2) LZH 圧縮ファイル(37KB) , zip 圧縮ファイル(38KB) (見るだけでなく、保存や印刷もできる。 Windows

  • プレヴェール詩集 : Penny Lane

    足繁く通っていた古屋が閉店する。その悲しい知らせを受けて行った閉店セールの中で見つけた。 ジャック・プレヴェール(小笠原豊樹訳)『プレヴェール詩集』マガジンハウス、1991年。 たかだか十数年前のなのに、Amazonでは恐ろしい高値がついていた。もちろん出品しているのは個人だ。こういう商売は嫌だね、と思いながら、十分の一以下の値段でこのを買ったことを喜んでいる。 ――――――――― われらの父よ 天にましますわれらの父よ 天にとどまりたまえ われらは地上にのこります 地上はときどきうつくしい ニューヨークの不思議 それからパリの不思議 三位一体も顔負けで ウルクのちっちゃな運河 万里の長城 モルレーの小川 カンブレーの薄荷菓子 それから太平洋 チュイルリーの二つの泉 いい人たちとわるいやつら この世のすべてのすばらしさは 地上にあります あっさりと地上にあります あらゆる人にあけっ

    プレヴェール詩集 : Penny Lane
  • アポリネール詩集 : Penny Lane

    高校生のある時、フランス文学を勉強したいと思いついた。学校の帰りに一人、紀伊國屋書店の新宿南店に行き、フランス人である気がする作家のを沢山買ったことを覚えている。コレットの『青い麦』、『モーパッサン短篇集』、そして『アポリネール詩集』だ。メーテルリンクの『青い鳥』も買った。その時はまだ彼がベルギー人だということを知らなかったのだ。 ギヨーム・アポリネール(堀口大學訳)『アポリネール詩集』新潮文庫、1969年。 このを買ったのは値段が安かったからだ。今も貧乏だが昔はもっと貧乏だった。420円で買える。理由はそれだけだった。あの時支払った420円は、今ではどんな大金とも交換できない価値を持つことになった。 とはいえ、初めから好きになったわけではない。何の気取りもなく詩集を読む高校生など、いるだろうか。その頃の僕はアポリネールを読みながら、詩集を読んでいる自分を内心格好良く思っていたのだ。と

    アポリネール詩集 : Penny Lane
  • 二十億光年の孤独 : Penny Lane

    現代の大詩人、谷川俊太郎のデビュー詩集。1952年にこの詩集が刊行された時、谷川はまだ21歳だった。 谷川俊太郎『二十億光年の孤独』集英社文庫、2008年。 2008年に出たばかりのこの文庫は、同詩集の英訳版を収めたバイリンガル・エディションである。普通に開けばオリジナル、反対から開けば英訳版と作りに気が利いていて、文庫のくせして装幀も良い。 谷川俊太郎の詩は、わかりやすい。難しい言葉を使わず、観念的なことも抽象的には書かない。年を経る毎に、その傾向は強まるばかりだ。ひょっとしたらデビュー作のこの詩集が、谷川にあっては最も難解なものかもしれない。 ――――――――― 世代 ――詩をかいていて僕は感じた 漢字はだまっている カタカナはだまっていない カタカナは幼く明るく叫びをあげる アカサタナハマヤラワ 漢字はだまっている ひらがなはだまっていない ひらがなはしとやかに囁きかける いろはにほ

    二十億光年の孤独 : Penny Lane
  • 詩人からの伝言 : Penny Lane

    今月刊行されたメディアファクトリー文庫の一冊。まさか自分がMF文庫を買う日が来るとは、思っていなかった。 田村隆一(長薗安浩:文)『詩人からの伝言』メディアファクトリー文庫、2009年。 田村隆一は戦後を代表する詩人だ。谷川俊太郎、吉増剛造、そして田村隆一の三人が、戦後の詩を代表しているらしい。 彼の有名な詩の一つに「帰途」というものがある。今だと講談社文芸文庫の『腐敗性物質』に収録されている詩だ。僕は友人にこの詩を教えてもらって、たちまち田村隆一が好きになってしまった。この『詩人からの伝言』でも、「帰途」が一番最初に紹介されている。 ――――――――― 帰途 言葉なんかおぼえるんじゃなかった 言葉のない世界 意味が意味にならない世界に生きてたら どんなによかったか あなたが美しい言葉に復讐されても そいつは ぼくとは無関係だ きみが静かな意味に血を流したところで そいつも無関係だ あなた

    詩人からの伝言 : Penny Lane