先日の岩波文庫の一括重版でこちらの「中野重治詩集」も重版がかかり、再び書店に並ぶようになりました。 ―いや、長かった。お前をどれだけ探したことか。 本の存在を知ってからというもの、方々の書店を探し回りお店の人に尋ねては 「絶版になっちゃってますねぇ...😥」 と残念そうな顔をされ 意を決して向かった神保町では古書の海に溺れて遭難し この本と相見えることはこの先無いのだろうかと諦めていたところだった。 ありがとう岩波文庫様。いつもお世話になっています。 という訳で、前置きが長くなりましたが「中野重治詩集」について語っていこうと思います。 (Amazonの在庫も復活していました) 1. 中野重治について 彼についてつらつら語るつもりはありません。 私も別に彼について研究していたとかでは無いので。 ただこの詩集に触れるにあたり、 彼がどんな経歴で、どのような考えを持っていたのかこれを知っている
![「中野重治詩集」の良さについて語らせてくれ|鱒](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0575f4f5089eec083162892b96b578f237174955/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F62181484%2Frectangle_large_type_2_709530f30a105674fa5ffc3d6bf9ebd3.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)