タグ

2023年7月27日のブックマーク (1件)

  • ポール・ヴァレリー 「海辺の墓地」 Paul Valéry « Le Cimetière marin »  1/4

    ポール・ヴァレリーの「海辺の墓地(Le Cimetière marin)」は、詩人が、生まれ故郷である南フランスのセットにある墓地に腰を下ろし、地中海の美しい海を眺め、瞑想にふけるところから始まる。そして、様々な思索を繰り広げた後、堀辰雄の訳で有名な「風立ちぬ、いざ生きめやも」という詩句をきっかけにし、現実へと意識を移すところで、終わりを迎える。 10音節の詩句が6行で一つの詩節を構成し、それが24続く長い詩を、4回に分けて読んでいこう。 「海辺の墓地」には、古代ギリシアの詩人ピンダロスから取られたエピグラフ(献辞)が、ギリシア語で記されている。 LE CIMETIÈRE MARIN Μή, φίλα ψυχά, βίον ἀθάνατον σπεῦδε, τὰν δ’ ἔμπρακτον ἄντλεῖ μαχανάν. Pindare, Pythiques, III. 海辺の墓地 わが魂

    ポール・ヴァレリー 「海辺の墓地」 Paul Valéry « Le Cimetière marin »  1/4