2024 07 ≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2024 09 ???? 村上春樹訳、アメリカの桂冠詩人の処女短篇集、14篇収録。 「更なる人生を」 蠅や馬、果ては恋人にまで死んだ父親の気配を感じてしまう男、 あるいは父親のようになってしまいそうな自分を、 または自分の内にある父親の面影をそれらに投影しているのか… 「真実の愛」 五度結婚し、恋愛を六度した男の話。 男は気に入った女性に出会うたびに“真実の愛”だと思い込み妄想を 膨らませるが、“真実の愛”とは別に結婚した妻たちとは上手くいかず に別れてしまう。実際の結婚生活の乖離と彼の中の“真実の愛”の陳腐さ、 その身勝手さを描いているのだと思う…たぶん。 「犬の人生」なんのことやら。 「水の底で」などは、作者のただの記憶の断片とそれに付随するイメージを 書