インキュナブラ と彩色写本 多数のインキュナブラのリンク先の表が最後にあり 写真53枚 トップページに戻る 久永内科 久永光造 西洋では木版印刷が発達しなかったため15世紀の中頃まで、本と言えば、ほとんどのものが教会の僧侶等が時間をかけてベラム(羊皮紙)に書いた手書き本(彩色写本)でした〈図1A−図1F4)。1455年にドイツ マインツのグーテンベルグが世界で初めて鉛鋳造活字による活版印刷でラテン語の聖書を出版しました。活版印刷の発明は文字の発明と並んで人類文化史上 最も偉大な発明といわれています。1455年以後1500年までに活版印刷により刊行された本は、揺籃期の印刷本と言う意味でインキュナブラ(incunabula )と呼ばれています。インキュナブラは15世紀の後半約45年間に、およそ40000点出版されましたが、現存約27500点です。そのうち日本にあるものは400点以上6