「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(1984年)で一躍脚光を浴びたニューヨークインディーズの雄、ジム・ジャームッシュ。はや63歳となったが、その風貌にたがわず、作品は若々しい。コンペ部門で16日に上映された新作「パターソン」は初期作品を思わせるシンプルな作品で、ジャームッシュのみずみずしい詩心に満ちていた。
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考えてみれば、ボブ・ディランは、最高の文学的栄誉に輝いて当然のことを成し遂げている。1960年代の混迷期に出現した彼は、言葉によって若者たちを導き、文化の流れを変えた。詩心のある世界の若者は、彼に触発され、ギターをもって自作の歌を歌い出したし、すでに歌っていた(ビートルズらを含む)者たちは、詞を真剣に考え始めた。創作することが、ディランとともに魅力を増し、魅力という力が社会を動かすようになった
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