パレスチナ暫定自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは30日、イスラエルとの境界に向けて大規模な抗議デモを呼びかけています。これに対しイスラエル側は戦車部隊を集結させるなど臨戦態勢を固めていて、流血の事態に発展しないか懸念が高まっています。 デモを前にハマスの最高幹部ハニーヤ氏は声明を発表し、「あらゆるシナリオの準備ができている。ばく大な犠牲をいとわない」と述べ、イスラエル側をけん制しました。 これに対しイスラエル側は数百台以上の戦車や狙撃兵を境界付近に配置し、軍のトップが前線を視察するなど臨戦態勢を固め、双方の間で流血の事態に発展しないか懸念が高まっています。 隣国エジプトの代表団は事態の沈静化に向けイスラエルとハマスとの間で仲介努力を続けています。 地元メディアの報道によりますと、多額の資金や発電所の燃料をガザ地区に持ち込むことをイスラエル側が認めるかわりに、ハマスが
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