人々がクリスマス・イヴを楽しもうとしていた24日午後、イギリスと欧州連合(EU)はついに、今後の両者の関係を決定付ける新しい自由貿易協定(FTA)などを巡る通商交渉で合意に達した。
イギリスが欧州連合(EU)から離脱する3月29日まで、あと2カ月を切った。これまでイギリスはEU諸国との「ヒト、モノの自由な行き来」が約束されてきたが、議会で離脱案が承認されなかったことで、「合意なき離脱」への道を歩む公算が強まる中、一般市民の生活に悪影響を及ぼす懸念がいよいよ現実として浮かび上がって来ている。 なかでも「合意なき離脱(いわゆる、ハードブレグジット)」によりイギリスが受ける最も大きなダメージのひとつは、EUからの食材調達が自由にできなくなることがある。現時点で英・EU間の貿易に関する具体的な条件交渉が整っていないため、野菜や果物などの生鮮品をEUから輸入するには面倒な通関手続きが新たに必要となる公算だ。コスト増大はもとより、鮮度を保ったまま商品を店頭に並べられるかどうかも疑問で、これまで普通に食べられていた食材が突然食卓から姿を消す可能性さえ取り沙汰されている。 トマトや葉
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