1. はじめに IKEをサポートする製品の多くはRFC2401~RFC2409に対応しているものの、 実際に相互接続をしてみると、必ずしも簡単には接続できないように思われます。 相互接続を難しくしている要因には幾つかありますが、主なものとして、 設定の難しさ、ログの分析の難しさ、実装の問題があります。 1.1. 設定の難しさ IKEには、ID、アルゴリズム、PFSなどのパラメータがありますが、 IKEのパラメータには、 あまりネゴシエーションの余地がないという特徴があります。 つまり、ユーザは、これらのパラメータの意味を把握して、 正しく設定する必要があります。 また、IKEには、1点の設定ミスが致命的になるという特徴もあります。 IKEは、安全に鍵を交換するために多くのチェックを実施しますが、 ただ1つのチェックを失敗しただけで鍵交換を止めてしまいます。 したがって、設定を調整するプロセ
AVPのパラメータ値の暗号化 L2TPには、L2TPパケット全体を暗号化する仕組みはありませんが、各AVPのパラメータ値を暗号化させる仕組みが取り入れられています。AVPパラメータ値の暗号化には、属性番号36のRandom Vector AVPで通知されるRandom Vectorおよびその属性番号(36)と、LACとLNSで事前に共有するパスフレーズの3つを用いたMD5ハッシュ関数で導出される共有鍵を使用します。そのため、Random Vector AVPはAVPsの中で暗号化して通知したいAVPよりも前に配置されます。 L2TPの制御メッセージ(AVPが暗号化される場合) +--------+--------------------------------------------------------------------------+ | | ペイロード | | L2TP | +
ネットボランチ DNS とは、一種のダイナミック DNS 機能であり、ルーターの IP アドレスをヤマハが運営するネットボランチ DNS サーバーに希望の名前で登録することができます。そのため、動的 IP アドレス環境でのサーバー公開や拠点管理などに用いることができます。IP アドレスの登録、更新などの手順には独自のプロトコルを用いるため、他のダイナミック DNS サービスとの互換性はありません。 ヤマハが運営するネットボランチ DNS サーバーは現時点では無料、無保証の条件で運営されています。利用料金は必要ありませんが、ネットボランチ DNS サーバーに対して名前が登録できること、および登録した名前が引けることは保証できません。また、ネットボランチ DNS サーバーは予告無く停止することがあることに注意してください。 ネットボランチ DNS には、ホストアドレスサービスと電話番号サービス
1. はじめに この文書では、 下図のような基本的なVPNの構成について、設定の流れを説明します。 この構成に当てはまらない場合でも基本的な設定は変わりませんので、 設定例で他の構成を探す前に一読されることをおすすめします。 インターネットへ インターネットへ | | | 128kbit/s 専用線 | 1.5Mbit/s 専用線 | | | 172.16.253.100 | 172.17.254.16-31/28 +----+----+ +----+----+ | RT 1 | <*****************************> | RT 2 | +----+----+ IPsecトンネル +----+----+ | 192.168.0.1 | 192.168.1.1 | | -----+--------- 192.168.0.0/24 --------+------ 192
ip filter source-routeコマンドは何のためにあるのですか? ip filter source-routeコマンド 「source-routeオプション付きIPパケット」をフィルタリングする機能の設定コマンドです。 IPパケットのsource-route(始点経路制御)オプションとは? source-route(始点経路制御)オプションとは、意図的なIPデータグラムの 経路制御を行うためのIPパケットのオプションです。 このオプションを指定されたIPデータグラムは、必ず指定されたルートを 通ることになり、本来はネットワークの検査を行うために使用されます。 何故、フィルリングする必要性があるのですか? source-routeオプションは、フィルタリングをくぐり抜けるなどのアタック の道具にされる可能性があります。また、本来の目的で使われることはまれ であり、このオプション
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