山田進太郎(やまだ しんたろう)/早稲田大学在学中、楽天でのインターン時にオークションサービス「楽オク」を立ち上げる。卒業後、2001年にウノウを設立。数々のネットサービスを立ち上げ2010年同社を米ゲーム会社・ジンガに売却、2012年ジンガを退社。2013年2月にメルカリ(旧コウゾウ)を創業。(撮影:梅谷秀司) 特集「メルカリ上場」の他の記事を読む 今日6月19日、メルカリがいよいよ東証マザーズ市場に上場する。国内でフリマ市場の急拡大を牽引してきた流通革命児の新たな“船出”には大きな注目が集まっている。短期的な利益は追わず、「人」「テクノロジー」「海外」に積極的に投資する――。そう明言する同社は、上場の先にどんな成長戦略を描くのか。創業者でCEOの山田進太郎氏に、余すところなく聞いた。 好機は一つも逃したくない ――このタイミングで上場に至った経緯は。 これまでさまざまな資金調達手段を比