けっこう話題になってるみたいだけど、読売新聞の記事「ヒーローものゲーム、子供の攻撃性増加の可能性」を読む。お茶の水女子大の社会心理学者・坂元章教授らの研究によれば、ただ単に暴力的な描写の激しいゲームで遊んでいる子どもより、魅力的な主人公が正義のために暴力をふるうゲームで遊んでいる子どもの方が「攻撃性」が増加する傾向があるという内容。非常に興味深い研究成果だと思う。 米国ではコロンバイン高校で起きた生徒による銃乱射事件以来、暴力的なゲームの影響で子どもが攻撃的になっているという世論が高まった。というのも、かの事件の犯人のうちの1人の自宅のパソコンから当時人気のあったゲーム「DOOM」が見つかったのだけど、それが実は普通のバージョンではなくて、武器は最強・弾丸は無限・敵の攻撃は一切無しといったチート改造を施した「ゴッド・モード」であったらしい。大量の銃器や弾丸で武装して無防備な他の生徒たちを追
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