頭の悪い僕にはちょっと難しすぎる問題なので、知恵をつけようと、直接教育基本法改正問題を扱った本を読んでみました。非常によくできた本なので僕のように頭の悪い人は議論の前にぜひ読むことをお勧めします。とくに教育基本法が準憲法的な性格を持っていることすら知らない人とか。で、調子に乗って要約も途中までですが書いてみました。皆さんの議論の参考になれば幸いです。 教育基本法見直し必要論・不要論それぞれの5つの分類(市川昭午の整理を広田照幸『《愛国心》のゆくえ』より引用、一部改変) ① 押し付け論 現行法はわが国が主権を制限されていた占領下でつくられたものであり、占領軍による検閲と統制がなされた結果、伝統の尊重、宗教的情操教育など、現行法に盛り込めなかったり、修正された文言がある。それゆえ、日本人の立場から自主的に見直すべきである。 ●不要論の反論――教育基本法は日本側が自主的に策定したものである。立法
「WEB進化論」の楽観主義に抵抗を感じた人は、これを読むとよいかもしれない。 <帝国> グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性 「WEB進化論」はさまざまな読み方が可能だが、現代社会を政治的な観点から分析した「権力構造の構造的変化」という視点で読むことも(かなり偏った読み方だが)できなくはない。そうとらえた場合、ちょうどこれを補完する悲観的な観点(とそこから脱出する手掛かり)をこの本が与えてくれるかもしれない。 とは言っても もし、<帝国>がつねに絶対的な肯定性であり、マルチチュードの統治の実現形態であり、絶対的な内在装置だとしたら、それは、このような定義とは対立する他の何らかの必然性や超越性のせいではなく、まさにこの定義の地勢上でこそ危機にさらされるということだ。危機とは、内在性の平面上でのオルタナティブな可能性のしるしである--つまり、それは必然的ではないがつねに生じうる危機な
高卒で公社に就職し国内最大手SIベンダを今年の3月末で役職定年した親父は,僕の神奈川大学への入学が決まったとき,すぐに自社の新卒採用を調べて「明治法政まではいたけど,神大からはひとりも来ていないなー」と残念がった. 典型的な学閥/年功序列/終身雇用の大企業で仕事能力と関係なくキャリア組にどんどん追い越されて悔しい思いをしたであろう親父は,小さい頃から僕にみっちり教育し,無理をして塾に通わせ中高一貫の私立に通わせたけれども,親の心子知らず,僕は授業は寝通し,家でも全く机には向かわず,アマチュア無線や学校新聞に没頭し,スクープを飛ばしては先生方の怒りを買って中学で成績を理由に留年し,高校でも留年が決まり親父から「もう学費は払わん」と一喝されて中退し,親父の世話で小さなソフトハウスに就職するつもりが,河合塾でアルバイトしていると噂のある先生から「できれば大学くらい出ておくに超したことはないし,塾
去る09年7月16日のトムラウシ山での遭難事故で亡くなられた方へ心よりご冥福をお祈りいたします。 はじめてご訪問の方はこちら(自己紹介および投稿リスト等)をご覧ください。
常にさまざまなバズワード(流行語)で彩られるIT業界。現在,最も旬な言葉を二つ挙げるとしたら,それは「Web2.0」と「SOA」(サービス指向アーキテクチャ)だろう。日経コミュニケーション編集部に属する筆者は,幸運なことに,この両者をテーマに取材できる立場にある。 そして,最近の取材中に感じるのは「“SOAの人たち”がWeb2.0に言及し始めた」という点だ。ここで言う“SOAの人たち”とは,伝統的なコンピュータ・ベンダーや通信事業者に属する方々のことである。これらの企業への取材中に,半ば雑談として「Web2.0をどう思いますか?」と話を向けると,筆者の予想以上に積極的な意見を披露してくださる方が多い。 ある通信事業者の幹部は「我々がGoogle Mapsのようなサービスをやれば,帯域やネットワークのコントロールを含めて,面白いことができると思う。ただ,ちょっとそこまでは手が回っていない」と
日曜コラムです。こんばんは。 ■コデラノブログ「補償金問題セカンドステージ」 http://plusdblog.itmedia.co.jp/koderanoblog/2006/04/post_6fd9.html ■スラッシュドットジャパン「著作権を没後70年まで延長するよう要望」 http://slashdot.jp/articles/06/04/12/2314259.shtml いろいろな方面で、いろいろな思惑がうごめいているようです。 前者は録画録音補償金問題について「私的録音録画小委員会」という新しい 委員会を発足させて再審議を始めたものの、その選出メンバーが明らかに 補償金制度を肯定する勢力で占められていたというもの。 後者は音楽出版社協会の会長から首相に対して、著作権保護期間を著作者の 没後50年から70年に延長することを求めたというもの。 直接的な対象な異なるものの、いずれもコ
もうこれでもかというほど今更なこの時期に、社内でWeb2.0関係の講習をやると聞いて唖然としている今日この頃。お世話になりまくった人からの頼みなので講師役を引き受けることにしたのだが、資料を作っていてひとつ大きな発見があった。 最近社内外の方々に良く聞かれるのが『和蓮さんはWeb2.0をよく知っているようだから聞くけど、ビジネス的に見て一番重要なポイントはどこ?』という質問。 いやWeb2.0ってのはBuzzWordみたいなもんであくまで現状を総括した言葉であって、含まれている要素が多くって、一番重要なポイントっていわれても一つじゃないんで難しいんですよー、などと逃げていた。 私の頭の中ではWeb2.0ってものはオライリー氏の書いたミームマップが如く各要素*1が分散・独立して存在しており、どれかがスタートでどれかが起爆剤でどれかが結果である、というような分類はできないものだと考えていた。
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