(CNN) 英プレミアリーグの2010~11シーズンの収入は世界的な不況にもかかわらず前年比12%増の22億7000万ポンド(約2700億円)となり、欧州の1部リーグのトップの座を守った。大手会計事務所デロイトが31日までにまとめたサッカークラブの経営に関するリポートで明らかになった。 だが増加分の80%以上が高騰する選手への報酬に消えている。選手への報酬総額は16億ポンドに達し、売上高の70%を占めているという。 最も収益が高かったのはドイツのブンデスリーガで、営業利益は前年比約25%増の1億5400万ポンドとなった。対照的にプレミアリーグの営業利益は前年比19%減の6800万ポンドだった。 デロイトによれば、プレミアリーグの収入増の理由は、世界的なプレミアリーグ人気を反映して外国でのテレビの放映権料が増加したことにある。 一方でプレミアリーグの所属クラブが支払う選手の移籍金は年々上昇。