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ブックマーク / number.bunshun.jp (227)

  • セリエAのジンクスを破壊するナポリ。“スペイン化”でカテナチオに挑む。(弓削高志)

    インテル長友がヘッドでクリアしたボールをダイレクトボレーでゴールに突き刺し、歓喜するイグアイン(右)。長友の今季4点目も生まれたが、試合は4-2でナポリが勝利した。 今季のセリエAには、リーガ・エスパニョーラのチームと見紛うクラブが1つある。 スペイン語圏選手を大量補強し、昨季のEL優勝監督ベニテスを迎え、新戦術4-2-3-1を導入したナポリは、19節までにリーグ2位の総得点41を挙げた。 イタリア人によるゴールは1得点しかないが、それを嘆く声はまばらだ。松林に囲まれたカステルボルトゥルノ練習場には、指揮官の甲高い声と選手たちの快活な笑い声が響いている。 好調FW陣の先頭に立つのが、移籍1年目のイグアインだ。開幕後、カプリ島の観光クルーズ中に顔を8針縫う怪我に見舞われたが、不運をものともせずに直後のキエーボ戦で初ゴールを決めると、勝負どころで得点を重ねた。 「イタリアで対戦するチームは、リ

    セリエAのジンクスを破壊するナポリ。“スペイン化”でカテナチオに挑む。(弓削高志)
  • ウルグアイ、イタリアと死のD組に。イングランドは国内の悲観論を覆せ!(山中忍)

    抽選会直後のミックスゾーンで記者に囲まれるホジソン監督。「第1シードが2ついるようなものだ。それでも、私はポジティブだよ」と語った。 12月6日に行なわれたW杯組分け抽選の結果、イングランドはグループDから決勝トーナメント進出を目指すことになった。対戦相手は、強豪のイタリア、難敵のウルグアイ、そして、未知数のコスタリカ。「D」は「Death」の頭文字という語呂の良さもあり、抽選結果を伝える国内メディアでは、「死の組」という言葉が盛んに使われた。当人は冗談のつもりだったようだが、抽選会場で喉元をかっ切る仕草をする、グレッグ・ダイクFA会長の写真も各紙に掲載された。 大衆紙ともなると、母国のクジ運のなさに、得意の自虐的なユーモアが全開。最大手の『サン』紙では、ブラジルの代表的なイメージでもある、「コルコバードのキリスト像」写真と、「神の御加護を!」の見出しが第1面を飾った。 紙面をめくれば、そ

    ウルグアイ、イタリアと死のD組に。イングランドは国内の悲観論を覆せ!(山中忍)
    inumash
    inumash 2013/12/18
    イングランドは次回大会の候補地争いの段階からして丁寧にフラグを回収していった印象が。大会前にどれだけフラグを立てるのか楽しみでならないw
  • セリエAで子供の野次に罰金70万円!試されているのは大人たちなのだ。(弓削高志)

    歓声と野次は、サッカーのスタジアムに付き物だ。 事件は今月初め、ユベントス・スタジアムで起こった。 ウディネーゼGKブルキッチがゴールキックの動作に入ると、ユベントス応援団席にあたる背後のゴール裏から、一斉に激しい罵声が浴びせられた。 「クソッたれがー!」 ブルキッチはぎょっとした。彼を口汚く罵ったのは、その日ゴール裏席を埋めていた1万2000人の小学生たちだった。 ライトアップされたグラウンドに目を輝かせ、一心に小旗を振るちびっこユベンティーノたちが、試合の間中、ブルキッチの集中力を削ぐために、ニコニコしながら「クソったれー!」と大合唱していた。 この光景が、TV中継やニュース映像を通して全国に流れると、大人たちは面らった。 子供たちの無邪気さと卑しい言葉遣いとのギャップに驚愕し、普段カルチョと縁遠い母親たちも、引率者が子供たちをたしなめるどころか誰一人止めようともしなかったことに唖然

    セリエAで子供の野次に罰金70万円!試されているのは大人たちなのだ。(弓削高志)
    inumash
    inumash 2013/12/18
    人種差別とか政治的スローガンは別にして、皆で野次ったり文句言える空間はあってもいいのかな、とも思うけど。
  • 細貝と長谷部が変える日本人の常識。何故彼らはピッチ中央にいられるか。(ミムラユウスケ)

    チームの中でダントツの走行距離、上位のボールタッチ、被ファール数を誇る細貝は、敵味方双方からチームの中心と認識されていることがわかる。 ブンデスリーガの日人の常識を覆そうとする選手が現れた。それも、2人同時に。 日人選手の特長は敏捷性と技術の高さ、そして真摯にサッカーに取り組む姿勢と言われてきた。中盤の攻撃的なポジションやサイドバックでは、その特長が活かされる。ドルトムントで活躍した香川真司や、シャルケの内田篤人などが代表例だ。ただ、大男の揃うブンデスリーガにおいてボランチやセンターバックのようなポジションでは、体格で劣る日人は活躍できない。それが定説となりつつあった。 しかし今シーズン、ボランチのポジションでチームの中心として活躍する日人選手が2人もいる。ニュルンベルクの長谷部誠とヘルタ・ベルリンの細貝萌だ。それぞれの身長、体重は180cm、72kgと176cm、68kg。 スタ

    細貝と長谷部が変える日本人の常識。何故彼らはピッチ中央にいられるか。(ミムラユウスケ)
    inumash
    inumash 2013/12/12
    えっともう忘れた人もいるかもしれませんが、長谷部は08-09シーズンのブンデス優勝チームのレギュラーボランチですよ、一応。そのときからたまにサイドとかやらされてたけど。
  • 中西理事が語るJリーグの“懐事情”。世界とアジアの市場に宣戦布告!(並木裕太)

    Jリーグの記念すべき20年目のシーズンも、J1最終節を残すのみとなりました。スポーツをお金で読み解く連載の第2回は、ずばりJリーグの「懐」を探ってみたいと思います。 20年前、華々しくスタートしたJリーグは今、ビジネスという側面から見た時、どんなステージに立っているのでしょうか。果たしてその未来は明るいのか? Jリーグ理事で競技・事業統括部長を務める中西大介氏に話を聞きました。 Jリーグが誕生した頃より、今の方が大きい。 並木   中西さんとは、もう10年来のお付き合いになりますね。今日はよろしくお願いします。 中西   よろしくお願いします。お手柔らかに(笑)。 並木   今年は2ステージ制導入を巡って、いろいろと大変なお立場だったかと思います。その2ステージ制については後でお聞きするとして、まずはJリーグの財政規模、サイズ感について簡単に教えていただけますか? 中西   Jリーグが

    中西理事が語るJリーグの“懐事情”。世界とアジアの市場に宣戦布告!(並木裕太)
    inumash
    inumash 2013/12/08
    新規顧客をとるために足元を支えているの既存顧客の反対を無視するって、mixiとかと同じ状態になる気がするんですよね(棒
  • アジアの大富豪がインテル新会長に。名門の人心を掴んだ笑顔と“中庸”。(弓削高志)

    11月15日、インドネシアの大富豪エリック・トヒルが、インテルの新会長に就任した。クラブ初の外国人オーナーとして内外の注目を集める43歳のメディア王は、米国仕込みのビジネスセンスとアジアの中庸精神を使い分けながら、名門インテルの再建に着手したところだ。 「われわれがやるべき仕事の第一歩は、売り上げアップだ」 インテルの経営はどんぶり勘定そのものだったといっていい。前会長の資産家マッシモ・モラッティは、稀代のロマンチストだった。オーナー職にあった18年9カ月の間に、国内外で16個のタイトルを獲得した。クラブのトロフィールームは埋まったが、金庫には1億8000万ユーロ(約250億円)分の借用書が積みあがった。 ここ2年で計6200万ユーロに上る人件費の大幅カットを断行したにも関わらず、昨季の総売上高は1億6730万ユーロに留まった。トヒルとビジネスパートナーによる買収資金の大部分は赤字の穴埋め

    アジアの大富豪がインテル新会長に。名門の人心を掴んだ笑顔と“中庸”。(弓削高志)
  • オランダを押し込んで2-2ドロー!甦ったザックジャパンの“2つの顔”。(二宮寿朗)

    オランダ戦で1トップに抜擢され、すべての得点に絡む活躍を見せた大迫。Jリーグでも31節終了時点で18得点を記録している。 ベルギー北東の小都市ゲンクで、ザックジャパンは甦った。 11月16日の午後、気温零度の冷気は、新調されたブルーのユニホームから沸き立つ湯気に変わっていた。漂う濃霧は、クリスタル・アレナの外に追いやられていた。 冷気も、濃霧も彼らは寄せ付けない。それだけの気迫と一体感が、この日の日にはあった。 南アフリカW杯準優勝国のオランダは一時期の勢いこそないとはいえ、W杯欧州予選を段違いの強さで無敗のまま勝ち上がったチームだ。エースのファンペルシはケガで不在ながらも、ベストメンバーに近い陣容で臨んできた。 試合前、スタンドを重い空気が支配する。 パス回しにこだわり過ぎた10月の第1次欧州遠征で2連敗を喫したザックジャパンにとって、難しい相手となることは間違いない。試合前は重い空気

    オランダを押し込んで2-2ドロー!甦ったザックジャパンの“2つの顔”。(二宮寿朗)
  • CKからは28回に1点しか生まれない!バルサファン考案の大胆なCK対策。(豊福晋)

    とあるスポーツ新聞の読者投稿欄に、気になる投書をみつけた。 投稿のタイトルにはこうある。 『数的考察にみるバルサのCKにおける選手配置』 書いたのはバルセロナから80キロほど北上した山中の小さな町、マンレウに住むジョセップさんである。 セットプレー対策、特にCK対策はバルサの長年の悩みである。新監督のマルティーノは、それまでのゾーンにマンマークをミックスさせる守備方法に変更したが、CKの失点は減らず解決には至っていない。 ジョセップさんはいても立ってもいられなくなり、熟考を重ねたのだろう。 投書の書き出しはこうなっている。 「昨今バルサが苦しめられているコーナーキック、その守備的脆弱性を分析するにあたり、数的観点から選手の動き、配置を行なうことでこれを解決できるのではあるまいかと考えております」 タイトルも仰々しいけれど、内容もとても丁寧な文体で書かれてある。きっと真面目な人なのだろう。

    CKからは28回に1点しか生まれない!バルサファン考案の大胆なCK対策。(豊福晋)
  • W杯切符逃したセルビアに0-2……。日本代表の攻撃に足りないものとは?(二宮寿朗)

    お互いに決してチャンスは多くなかったが、その少ないチャンスをセルビアは確実にものにした。これが欧州の強豪との差なのだろう。 セルビア第2の都市ノビ・サドの夜空に、虚しくホイッスルの音が鳴り響いた。世界との距離が一向に縮まっていかない。そんな警鐘を鳴らしているような、耳に痛い音だった。 11日に行われた日本代表vs.セルビア代表の一戦。 結果は0-2。 W杯まであと8カ月に迫った今、「途中経過」を評価していい時期ではもはやなくなっている。W杯最終予選の敗退が決まったセルビアはFIFAランクで日より1つ下の43位であり、ザックジャパンはいくらアウェーだろうが、スタンコビッチの引退試合だろうが、W杯大会の上位進出を目論むのならば最低でも五分以上の試合展開に持っていかなければならない相手であった。 だが結局はやられた、結局は点を奪えなかった。そこに「惜しい」という言葉を持ち込みたくない。「惜し

    W杯切符逃したセルビアに0-2……。日本代表の攻撃に足りないものとは?(二宮寿朗)
  • トッティらが躍動し開幕7戦全勝。新監督のもと変貌したローマに期待。(弓削高志)

    ダービーで怨敵ラツィオを撃破したローマ。ガルシア監督(左から2番目)は、デロッシ(左から3人目)、トッティ(左から4人目)らと歓喜のラン&ジャンプの輪に加わった。 開幕から7戦全勝、ローマがまさかの快進撃を続けている。5連勝目でクラブ新記録を達成すると、2010年4月以来の単独首位へ躍り出た。 昨季6位だったチームの突然の変貌ぶりに敵将たちも舌を巻く。6節で5失点大敗を喫したボローニャの指揮官ピオリも「このローマは強い。強すぎる」と、あっさり白旗を上げた。 7試合で記録した20得点と1失点は、ともにリーグトップ。数字はもちろん、プレー内容も奮っている。 ローマは生まれ変わった。 新監督ルディ・ガルシアが愛用する「4-3-3」は、過去2シーズンを率いた前任者たちの戦術に重なる。ただし、闇雲にボールポゼッションにこだわったルイス・エンリケや攻撃のみを偏愛したゼーマンに比べ、2年前にフランスのリ

    トッティらが躍動し開幕7戦全勝。新監督のもと変貌したローマに期待。(弓削高志)
    inumash
    inumash 2013/10/08
    インテル戦も圧倒的だったからなぁ。まるでフランスで4-0で負けた日本-ブラジル戦みたいに狙い済ましたカウンターできれいにハメ殺してた感じだった。
  • ドルトムントの育成責任者が明かす、アカデミーの急成長と“新たな香川”。(木崎伸也)

    自身も育成アカデミー出身で、2008年に引退するまでドルトムントひと筋だったラース・リッケン。1997年のチャンピオンズリーグで優勝し、ブンデスリーガでは1995年、1996年、2002年と3度優勝を果たしている。 「クロップ監督の要望により、ドルトムントの下部組織では、トップ チームとまったく同じシステム、コンセプトでサッカーをしています」 ラース・リッケン(ドルトムントの育成部門責任者) ドイツが育成大国になりつつある――というのはサッカー界の新たな常識だろう。その中でも急激に伸びているのが、ボルシア・ドルトムントの育成アカデミーだ。 現在ドルトムントのトップチームでは、シュメルツァー、グロスクロイツ、サヒン、ロイスら、4人のアカデミー出身者がコンスタントに先発している。サブ組も含めれば計8人だ。今夏バイエルンに3700万ユーロ(約48億円)で移籍したゲッツェも、卒業生のひとりである。

    ドルトムントの育成責任者が明かす、アカデミーの急成長と“新たな香川”。(木崎伸也)
  • プレミア勢の移籍で明暗を分けた、「フットボール・ディレクター」の存在。(山中忍)

    第3節アーセナルとのノースロンドンダービーで、ローマから獲得したばかりのエリック・ラメラに指示を出すビラスボアス監督。 今夏の移籍市場に、合計約1000億円もの資金を投じたプレミアリーグ勢。大型予算を支える巨額の“TVマネー”が、上昇の一途を辿っていることを考えれば、移籍金支出のリーグ記録更新に驚くことはない。しかしながら、今夏の活発な補強は、興味深い1つの変化をもたらした。獲得候補を洗い出して移籍交渉を担当する、「フットボール・ディレクター(FD)」の存在が見直され始めたのである。 イングランドでは、監督をチームを指導する「コーチ」ではなく、チームを総括する「マネージャー」と呼ぶのが一般的だ。チーム作りの全権を任される監督にすれば、10年ほど前に欧州大陸から輸入された「強化担当役員」のコンセプトは、自らの職域を脅かす悪しき経営概念。「ディレクター・オブ・フットボール」、「テクニカル・ディ

    プレミア勢の移籍で明暗を分けた、「フットボール・ディレクター」の存在。(山中忍)
  • 生まれも育ちも英国の逸材。U-16で感じた可能性。~サイ・ゴダードに見る日本の未来~(浅田真樹)

    8月の豊田国際ユースサッカー大会で準優勝したU-16日本代表に、ちょっと変わった名前を見つけた。サイ・ゴダード。所属にはイングランドの名門、トッテナムとある。最近では年代別代表に“ハーフ”の選手が珍しくないが、サイもまた、そのひとりだ。 とはいえ、この小柄なMFのケースが珍しいのは、海外で育ち、日でのプレー経験を持たない選手だということ。当然、日語もほとんど話せない。こうした選手が年代別とはいえ、日本代表に選ばれるのは初めてのことではないだろうか。 まずは単純に言葉の心配をしてしまうが、吉武博文・U-16日本代表監督によれば、「問題ない」。練習でメニューの内容が十分に伝わらなかったとしても、「一番うまくやるのはサイなんです」と吉武。チームメイトからも「言葉は通じないけど、見て感じてくれるのでやりやすい」という感想が聞かれた。何よりサイ自身が、日での代表選出に「ワクワクした」と言い、実

    生まれも育ちも英国の逸材。U-16で感じた可能性。~サイ・ゴダードに見る日本の未来~(浅田真樹)
  • 日本人の年間最多ゴールを超えるか。久保裕也、スイスで得点力が覚醒中。(木崎伸也)

    高校生時代にA代表に招集された逸材の才能が、スイスで花開きつつある。物怖じしない性格も、欧州でのブレイクを予感させる。 日人選手の欧州における年間最多ゴールは、香川真司が2011-2012シーズンにドルトムントで決めた17得点(ブンデスリーガ13+CL1+ドイツ杯3)だ。 もしかしたらその記録を塗り替えるかもしれない19歳のFWが、スイスに現れた。今年7月、J2の京都サンガからスイス1部のBSCヤングボーイズに移籍した久保裕也だ。 久保は主にトップ下で出場し、スイスリーグの第5節時点で3ゴール。スイス杯の1回戦では1トップで出場して1ゴールを決め、6試合で4ゴールというハイペースで得点を重ねている。スイスリーグは36節まであり、このペースなら20点越えも夢ではない。ヤングボーイズは久保の活躍もあって、5連勝で首位を独走している。 スイスリーグはブンデスリーガやセリエAへのステップアップの

    日本人の年間最多ゴールを超えるか。久保裕也、スイスで得点力が覚醒中。(木崎伸也)
  • 「自分のプレー」から「背負う者」へ。勝負の今季を前に変わった清武弘嗣。(ミムラユウスケ)

    志願して直接FKを蹴り、見事同点ゴールを決めた清武。ブンデス2年目、もはや遠慮をする時期は終わったのだ。 ヨーロッパの主要リーグの中で、いち早く開幕したブンデスリーガ。すでに2試合を終えている。細貝萌のいるヘルタ・ベルリンと戦い、ホームで敗色濃厚だったニュルンベルクを救ったのが、清武弘嗣だった。 後半44分、フリーキックを自ら直接決めたのだ。 「蹴る前にマイキ(チームメイトのフランツ)に『キーパーは絶対に壁の上を警戒している。逆を狙え』って言われたんで、逆狙いました。なんでああいうふうに言ってくれたかはよく分かんないですけど、あれが当たって……という感じです」 そう語った清武がFKから直接ゴールを決めたのは、意外にもニュルンベルクに来てから初めてのことだ。昨シーズンはセットプレーから多くのゴールをアシストしたものの、「自分はもともとキッカーではないから」と話していたし、直接ゴールを決める位

    「自分のプレー」から「背負う者」へ。勝負の今季を前に変わった清武弘嗣。(ミムラユウスケ)
  • <FIFAマスターで学んだもの> 宮本恒靖 「僕が考える日本サッカーの未来図」(佐藤俊)

    FIFAマスターの学生としてこの1年、イングランドやイタリアで 多角的にサッカーについて学んできた宮恒靖。新たな視点を得た彼の目に コンフェデの結果や日サッカーの行く末はどう映っているのか――。 7月、FIFAマスターの卒業式の数日前。 スイス・ジュネーブから1時間半、ニューシャテル湖を望むニューシャテル大学の構内で宮恒靖を待っていた。 「久しぶりやねっ」 時間通り、笑顔で、黒のリュックを背負って現れた宮とは、昨年10月にイングランド・レスターで会って以来だった。あの頃はピカピカの新入生で学生生活にも授業にもまだ慣れておらず、表情にも余裕がないように見えた。だが今はすっかり落ち着き、元選手で現役の学生というより、まるで文化人のような雰囲気を漂わせていた。 「近くにチーズバーガーの美味しい店があるんで、そこ行きます?」 そう言うと、真夏の日差しが照りつける中、ゆっくりと歩き出した。

    <FIFAマスターで学んだもの> 宮本恒靖 「僕が考える日本サッカーの未来図」(佐藤俊)
    inumash
    inumash 2013/08/05
    論文読みたいな
  • ウェブ経由で誕生した、話題の米国サッカー雑誌。~欧州と国内ファンを繋ぐ媒体に~(豊福晋)

    アメリカサッカーファンをひとつにする――。そんな志のもとに立ち上がった、全く新しいサッカー雑誌がアメリカで話題になっている。 '12年に創刊された『HOWLER』は、大々的な広告は一切打たずにスタートしたが、SNSや口コミで名前が広まり、今では多くのサッカーファンの心を掴んでいる。 同誌創刊人のジョージ・キュライシ氏は、アメリカサッカーファンはふたつのグループに分けられるという。 「まずは欧州のトップリーグを愛する海外好きのサッカーファン、そしてふたつ目が国内リーグMLSを見るファンです。海外好きは欧州の長い伝統や物の雰囲気、スター選手のプレーを求めている。MLS好きはアメリカのスタジアムを盛りあげて独自の歴史を築こうとしている。私は両者をひとつにしたかったんです」 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 5

    ウェブ経由で誕生した、話題の米国サッカー雑誌。~欧州と国内ファンを繋ぐ媒体に~(豊福晋)
  • “仲裁者”アンチェロッティと共に、マドリーの鍵を握るジダンの存在。(工藤拓)

    6月26日、サンティアゴ・ベルナベウ。レアル・マドリーの新監督として就任会見に臨んだカルロ・アンチェロッティは、ある記者から「早くも“エル・パシフィカドール”なんて呼ばれていますが」と問われた際、笑顔でこう答えた。 「私は選手達と良好な関係を築きたいと考える監督なだけさ。そんな風に呼ばれたことは今までなかった。でも良い言葉だね、ありがとう」 パシフィカドール。仲裁者、平和をもたらす者。 就任前からスペインメディアにつけられたその呼び名の通り、アンチェロッティは前任者ジョゼ・モウリーニョの下でチーム内外に生じた多くの傷跡を癒し、再びマドリディスモに平静をもたらす存在として期待されている。 イタリア版デルボスケと呼ばれる男。 温厚な性格で極力周囲との衝突を避け、我の強いスター選手とも対話を通して良好な関係を築きながら、現有戦力のタレントを最大限に生かした攻撃的なチームを作り上げる。 そんなスタ

    “仲裁者”アンチェロッティと共に、マドリーの鍵を握るジダンの存在。(工藤拓)
  • 移籍市場を牛耳るモナコの“裏SD”。~世界No.1のサッカー代理人~(豊福晋)

    今夏の移籍市場を席巻しているのが、ロシア人富豪リボロフレフ氏が率いるモナコだ。モナコはすでに150億円以上を投じ、ファルカオ、モウチーニョ、ハメス・ロドリゲスら、多くのビッグクラブが狙っていた注目株を次々と獲得している。 そんなモナコの大補強の陰にひとりの人物がいる。現在世界ナンバーワンの代理人といわれるジョルジュ・メンデスだ。ファルカオ、モウチーニョらはいずれもメンデスと契約しており、さらに彼はディマリアやコエントラン、ナニらもモナコに送りこもうとしている。クラブ内のメンデス一派は増える一方で、フランスメディアの間で『モナコのスポーツディレクター』とまでいわれている。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 607文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内

    移籍市場を牛耳るモナコの“裏SD”。~世界No.1のサッカー代理人~(豊福晋)
  • 「トップ8」の壁が日本を苦しめる――。メキシコの“レジェンド”の不吉な予言。(近藤篤)

    1930年の第1回サッカーW杯から参加しているメキシコ代表。1970年と1986年のW杯自国開催ではベスト8まで進むが、過去5大会では連続でベスト16敗退となっている。 カメラ片手に世界中を巡るフォトジャーナリストの近藤篤氏。 今回は氏の最新刊となる『ボールピープル』の発売を記念して、 コンフェデレーションズ杯の紀行エッセイを発表することとなりました。 今回は、日本代表最後の試合となったメキシコ戦にまつわるお話。 消化試合なのに5万人以上の観客が詰めかけたスタジアムで、 日贔屓のブラジル人達の大歓声に日本代表は応えられたのか? イタリア戦の2日後、レシーフェからブラジリア経由で第3戦の舞台ベロオリゾンチに飛んだ。 途中、ブラジリアからメキシコ人の団体客が同じ便に大勢乗ってきた。彼らは前々日、フォルタレーザで行われた対ブラジル戦を観戦し、同じくベロオリゾンチに向かうところだった。中にものす

    「トップ8」の壁が日本を苦しめる――。メキシコの“レジェンド”の不吉な予言。(近藤篤)