最近読んだジャズのガイドブックが2冊あって、2冊とも面白かったので紹介。 1冊が『B級ジャズ名盤迷盤101』で、60年代にジャズ喫茶でジャズ青年に良く聴かれた隠れ名盤的な渋めなセレクト。 もう1冊は身もフタもなく『フュージョン決定盤101』というタイトルで、'70〜現在の「売れ線」をバッチリ押さえてくれる。 ジャズっていうのはもう「歴史」が一回終わっちゃってるジャンルなので、名盤ガイドっていうことになると出てくる人物も盤も書いてあることもフォーマットが決まってきちゃう。だいたいバップ〜ハードバップが厚くなってて、パーカーのところにいたマイルスが黄金クインテットでコルトレーンや……を中心にモンク、ロリンズ、エヴァンス…… っていうジャズ保守本流の歴史はもうみんな知ってることとして、ほっとんど無視して構成しちゃってるところがこの2冊に共通してて、そこが面白い。もちろんマイルスをまったく出さない
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