定員20人、来年4月開設 長岡技術科学大学は26日、文部科学省に申請していた大学院工学研究科修士課程「原子力システム安全工学専攻」の設置が許可され、来年4月から開設すると発表した。 定員は20人。募集要項を11月に発表し、来年2月3日に入試を行う。原子力技術者を大学院で養成するのは県内では初めて。 同大は東京電力柏崎刈羽原子力発電所から約15キロに位置し、「原子力技術者は不足しており、原発のある地域の大学として安全技術者の育成が必要」として、設置を目指していた。東京電力福島第一原発の事故があったが、「原発を廃炉にする場合でも技術者不足は変わらない」などとして、5月に予定通り申請した。 新設する課程は、あらゆる事象を想定してリスクを低減する国際標準となっている安全の考え方(システム安全)を、原子力分野に適用して対応できる人材の育成を目指す。「安全技術」「安全マネジメント」「エネルギー技学