Natureが「日本は研究の不正行為に対して追求が甘い」ことを糾弾 4月の4日のNature のThis Weekという項の編集欄に名指しで日本の科学研究の不正や誤った指導ついて原因をきちんと調査し正すようにとの論説が載った。A record made to be broken. Nature 496, 5 (2013) 科学的不正行為に関して、東京大学分子生物研究所の加藤茂明教授らのグループによるデータ捏造事件が昨年大きな関心事になった。この際,問題になったのはデータの使い回し、でいくつもの論文に同じデータが使われた。一方このNatureが取り上げているのは東北大学総長だったBig scienceのリーダー井上明久教授グループの研究指導とその実験結果だ。 日本での大型研究費の主な研究費配分機関(JST)は不正のない正直な研究者を選んで研究費を支給してきたが、それとも不正に対する証拠を見つ